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「日記」予測不能にもほどがある 昭和的実録海外ひとり旅

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既に半世紀前、プライベートでの初めての海外ひとり旅時の一年半程の日記です。 旅行日記であるにも関わらず、その地の紹介や感動などは余り書かれておらず、ただ自身の上に絶え間なく押し…
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#黒海

昭和的実録 海外ひとり旅日記        予測不能にも程がある トルコ編 13

日記_015 お手上げの7日間  1/ 2/ 3/may 1978 (月が丁度改っての久し振りのIstanbulではあったのだが、どういうわけか日記は3日間記載がない。 勇んで戻っては来てみたが、再び待たされることになったことへの諦観(と言ったら全てを理解して悟ることだろうからチョット違えて)、観念、お手上げ感ナンだろうなあ。) (日記に忠実に 「記載なし」とします。)  コラム_20 日々是好日なり   「記載なし」に思うこと Istanb

昭和的実録 海外ひとり旅日記        予測不能にも程がある トルコ編 04

日記_006-2 トルコをちょっと覗き見 28~30/mar 1978 ホテルの住人 ここチャラヤンホテルには何人かの長期滞在者がいる。 Kudret Okay爺さんもその一人だ。 「クデュレットオカイ」と発音していた。意味は”大丈夫かもしれません”?(何?Kudretはトルコ語で「・・かもしれない」OkayはO.Kの意味、芸名?)トルコの人名は意味があるのだと言う。 日本人名も漢字などに意味を込めることがあるが、そのまんますぎない? 英語はお互い全く通じない

昭和的実録 海外ひとり旅日記        予測不能にも程がある トルコ編 03

日記_005 胎内宇宙がある 24_午後/mar 1978 小高い丘の頂にあるスレイマニエモスクは、オスマン帝国最盛期のモスクでその荘厳さに魅せられるものだが、袂に広がる金角湾の眺望もまた秀逸である。 幸いに16時の礼拝を見ることができた。 ジャーミィ(モスク)に入るには入口部の浄め所で手足、髪の毛を洗い、頭髪を隠すためか帽子をかぶり、素足で時には皮の履物を履いて入る。 ジャーミィ内部は偶像崇拝が禁じられているためか、中はがらんどうで何も無い。 しかし外観