予測不能にもほどがある 23 ギリシャ編 (9 昭和的実録 海外ひとり旅日記
日記_025
25/ jun 1978 ギリシャ エピローグ
翌朝、惜しむ気分もままならず追い立てられるように、人気のない道をバスで行く。
ところが(なんてコトだ)
船の中には長髪の外国人が二人、三人と居るではないか。
船は来た時とは反対側の半島の海岸線を、俺のいきり立った思いを沈めるかように、静かに舐めるように朝靄の中を進んで行く。
呆気ないAthosの幕切れに腹の虫が治らないのか、下船したらヒッチと意味もなく決め込んでいる。
すぐ