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「日記」予測不能にもほどがある 昭和的実録海外ひとり旅

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既に半世紀前、プライベートでの初めての海外ひとり旅時の一年半程の日記です。 旅行日記であるにも関わらず、その地の紹介や感動などは余り書かれておらず、ただ自身の上に絶え間なく押し…
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2024年3月の記事一覧

予測不能にもほどがある 22 ギリシャ編 (8 昭和的実録 海外ひとり旅日記

        日記_024 Athosは遠かった  23/ jun 1978 頑張れっ Tessaloniki 早朝に着いたTessalonikiの駅前の公園は、テントを張った避難民で、溢れていた。 不謹慎な言い方なのだが、瞬間ジプシーのテントかと誤解してしまった。 (実際自分は現在まで大きな災害にあったことは無いので、事の重大さが理解できていないのだ) 皆、端正な身なりをしていることが、余計地震のリアルさを自分に教えている様であった。 諭す様な歩調(

予測不能にもほどがある 21 ギリシャ編 (7 昭和的実録 海外ひとり旅日記

        日記_023 夢は叶っている 15 / 16/ jun 1978  同室のEngland人 Athensに戻れば戻ったで、途端に憂鬱になる。 2日続きで夜、思い切って洗濯をすれば、些かの気は落ち着くか。 John’s Placeの同室に、MarkというEngland人が入って来た。 なかなか気さくで、俺の英語を褒めてくれた。 (恐らく俺の英語はQeen’s English仕立て(American Englishは習ってはいないし、知らない)で、Eng

昭和的実録 海外ひとり旅日記        予測不能にも程がある 20 ギリシャ編 (6

日記_022 エーゲ海クルーズの楽しみ方 11/ jun 1978 クルーズ快調 島から島へのフェリー便はルートが限られているので、いつもPiraeusからの仕切り直しとなる。 行き先やら時間やらを合わせるのは至難の技、今回もMikonosのつもりでNaxosThira行きのフェリーに乗ってしまったようだ。 しかしお蔭で、そのフェリーの途中下船の選択肢のSyrosを選ぶことができて大正解、穏やかで美しい島だ。 (Athenにも引き返さず、そのままの足でPiraeu

昭和的実録 海外ひとり旅日記        予測不能にも程がある トルコ編 01

(この記事は誤って削除してしまったものを復活させたものであり、内容は以前の 昭和的実録 海外ひとり旅日記「予測不能にも程がある トルコ編 01」に同様です。あしからずご了承ください。) 日記_001 初めての英語が虚しく響く 20/mar 1978 13:15 PIA753便Haneda---beijin---IsramabadPIA703便 乗換---Theheran--- 初めての海外旅の始まりは、羽田から途中北京で1時間のトランジット。 セキュリティもなさそうな