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「日記」予測不能にもほどがある 昭和的実録海外ひとり旅

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既に半世紀前、プライベートでの初めての海外ひとり旅時の一年半程の日記です。 旅行日記であるにも関わらず、その地の紹介や感動などは余り書かれておらず、ただ自身の上に絶え間なく押し…
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2023年12月の記事一覧

昭和的実録 海外ひとり旅日記        予測不能にも程がある 15 ギリシャ編 (1

日記_017 堂々、アテネ回航 16/may 1978 オロオロ、クタクタ 国境の駅Pithionまで11時間(トルコ側)、最後のçaiを惜しんだその駅から8時間半(ギリシャ側)、列車は平野部をひた走りΔοραμα(Dorama)に着く。 途中線路工夫たちの作業姿が妙に印象的(そういえばとても奇妙なことなのだが、トルコではマニュファクチャー・酪農業・商売する人以外で、産業に従事する労働者たちを街中で見ていない様な気がする)で、ギリシャってこんな「勤勉な国」だっけ、

昭和的実録 海外ひとり旅日記        予測不能にも程がある トルコ編 14

日記_016 そろそろ、見納めか 8/may 1978 昨晩はIlfanの叔父の家に泊めてもらった。 これが一般のトルコの家かと思わせる、床から腰壁まで全てカラフルな絨毯やラグで巻き込んだ部屋は、小さいがとても居心地の良い部屋であった。 Ilfanと市内散策をして、バスの別れも遅くなってしまった。 Ereğli経由のZonguldakまでの道のりは、僅か60kmなのに2.5hも掛かる程、険しい。 山並みが複雑に絡み合い、海側は断崖絶壁で殆ど海を見ることもできな

昭和的実録 海外ひとり旅日記        予測不能にも程がある トルコ編 13

日記_015 お手上げの7日間  1/ 2/ 3/may 1978 (月が丁度改っての久し振りのIstanbulではあったのだが、どういうわけか日記は3日間記載がない。 勇んで戻っては来てみたが、再び待たされることになったことへの諦観(と言ったら全てを理解して悟ることだろうからチョット違えて)、観念、お手上げ感ナンだろうなあ。) (日記に忠実に 「記載なし」とします。)  コラム_20 日々是好日なり   「記載なし」に思うこと Istanb