昭和的実録 海外ひとり旅日記 予測不能にも程がある トルコ編 12
日記_014 見つけたよ 永劫の地 28/apr 1978 Kiz kalesi 1
今日もまた昨日までと同様禿山だけの車窓かと高を括っていると、小さくそして深く切れ込んだ変化に富んだ入江の連続が出現し始めた。
水深は浅く葦も茂っているようであった。
んんっ、水底に人工的な白い石肌様が夥しい。
見渡せば崩折れた石肌があちこち水面に顔を出している。
エンタシスだぁ!
( Stop! Stop! )
息を呑む程の感動が強すぎて、声を発するタイミングを逸っしてしまったの