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中学受験 「底力をつける歴史」 九州地方の歴史地理

今回は九州地方の歴史地理です。全て学校の教科書、地図帳からの出題です。


①鉄砲伝来は種子島ですから、すぐわかるはずです。もし、二箇所にマークがあったらどうでしょう。迷います。県庁所在地なども県のどこに位置しているのかは確かめておくことをすすめます。
 ポルトガル人が伝えた鉄砲は、日本の刀鍛冶が幾多の苦労をへて作るようになりました。その後大阪の堺や近江国友村で生産が始まりました。(教科書に載っています)

②スペイン人のフランシスコ・ザビエルは東南アジアから鹿児島市に上陸しました。その後長崎の平戸、大分の府内、山口で布教しました。上京しましたが織田信長には会っていません。


九州地方の歴史地理


③唐の僧であった鑑真は聖武天皇の招きに応じてやってきました。6回目にやっと上陸しました。その後難波の港まで来た聖武上皇と対面しました。

④原城とは島原天草一揆の際の最後の決戦の場所で三万人以上のキリシタンが殉教しました。現在世界遺産である「潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産に指定されています。

⑤南蛮貿易は南蛮人と呼ばれたポルトガルが平戸島で始めました。その後オランダがこの平戸島にやってきて商館を開きました。長崎の出島に移ったのは、ポルトガルが出島から追い出された後です。

⑧博多湾の志賀島で江戸時代の発見されたのが、「金印」です。「漢委奴国王」とほられています。「後漢書」の中に「光武帝」与えた(西暦57年)という記述がありこれがそうではないかと考えられます。

⑨板付遺跡は日本最古の水田跡が見つかった遺跡です。

⑩慶応三校の受験を考えているのなら、福沢諭吉は何藩出身か知っておきましょう。前野良沢と同郷です。

⑪第二回の元寇に対抗して、御家人たちが石や土で作ったのが石塁、土塁を築きました。現在も博多湾の西岸に残っています。挿絵に採用している教科書もあります。


学校で使用している教科書や地図帳を軽く見ていると、結構穴が空いてしまうことがあるので注意です。

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