中学受験 SAPIX6年生 「漢字の要」解説 入試でよく見かける熟語(4) 135頁


「入試でよく見かける熟語」について、関連の漢字熟語などを中心に書いていきます。

漢字については、白川静の「常用字解」(初版)と大修館の「漢語林」(第五刷)、岩波「漢語辞典」(第一刷)を参考にしています。

「満足」:満ちる+足りる

「家屋」:「屋」は読みが重要なポイントです。
や=訓読み。屋根(やね)。

オク=音読み。
屋内競技(おくない)、屋上(おくじょう)、屋外(おくがい)
「やがい」=「野外」です。

「家」も「や」「か」の読みがあります。
おおや=大家、家主=やぬし
たいか=大家、書道の大家(たいか)


「家路
」読みは「いえじ」。時々「かろ」と読む子がいます。
路」
音読みは「ロ」。路上(ろじょう)、路頭(ろとう)に迷う。路面電車。活路(かつろ)を見出す。帰路(きろ)につく。進路を決める。
箱根駅伝では、往路(おうろ)と復路(ふくろ)と総合の三つで競います。

訓読みは「じ」「みち」家路(いえじ)につく。旅路(たびじ)の空。


「貨物」
「貨」は「ぜに、たから、しな」
雑貨、硬貨、通貨


「荷物」
「荷」は、「に」「になう」 
負荷をかける


「順序」
「順」の意味は、「したがう」の意味で、そこから「すなお、ただしい」の意味が派生しました。
順法:法律に従うこと。
順応:境遇にしたがって合わせていくこと。
順調:物事の進み具合がうまくいくこと。
順延:順を追って期日を延ばす。


「序」の意味は「順序、ついで」、「物事の正しい順序。きまり」
序文(書物のはしがき)、
序論(本論に入る前の章=話題などが述べられる)


「調査」
「査」は音読みの「さ」しかありません。意味は「しらべる」です。
検査。考査。査察などの熟語があります。





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