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中学受験 地理の学習の注意点

『社会科といえば「暗記教科」です。たくさん暗記しましょう。
一番効率的な学習は、「一問一答」や「クイズで覚える地理」などの問題演習を反復練習しましょう。
手っ取り早く覚えましょう』


今回は「九州・沖縄地方」です。

①九州地方で一番長い川の名前を答えてください。その川が流れている県を全部挙げてください。

②九州地方で一番の稲作地帯は何平野ですか。また何県にありますか。

③九州地方で一番の畜産がおこなわれているのは何台地ですか。稲作でなく畜産が盛んになった理由を考えましょう。

④阿蘇外輪山から九重連山を流れ、有明海に注ぐ川の名前を答えてください。

⑤九州地方で一番高い山の名前を答えてください。また何県にありますか。

⑥一番最初に世界遺産の自然遺産になった島の名前は何ですか。また自然遺産になった理由を答えてください。

⑦鹿児島市が位置するのは何半島ですか。

⑧桜島が噴火して流れ出た溶岩がくっついたのは何半島ですか。

⑨鹿児島市に、噴火した桜島の火山灰が落ちる季節はいつですか。

⑩遠浅の海で古くから干拓された湾の名前を答えてください。またこの海はなぜ遠浅の海になっていますか。その理由を考えてください。

⑪九州本土の北の端から南の端の北緯をおよそでいいので答えてください。またその差はおよそ何キロメートルですか。

⑬九州本土をほぼ真ん中に分ける経線は、東経何度ですか。

⑭薩南諸島と琉球諸島を二つ合わせてなんと言いますか。


地理の得意なお子さんでも、すらすらと正答できる問題は多くないと思います。ではこれで暗記すればいいかというと、それでは力は尽きません。
また、出題の仕方は学校によって変わってきます。知識として知っていても、何を問われているのかわからないことも多々あります。小学生の乏しい試験体験では結びつかないようです。正解にいたる手がかりを見つける訓練が大切になります。
今まで解いた問題との共通性、類似性に気が付けば力がつきます。

最難関校を受ける方は、入試問題の地理分野を問題集のように解くことで体験を積むことが必要になります。

今回公開した一行問題は、ある程度地理の知識がついているお子さんむけです。公開模試でも正答率が低い問題を出しています。
得意でないお子さんが、このような問題集から始めると力は尽きません。
年表を覚えても、その出来事の意味がわからないのと同じです。

クイズのような問題は、中堅校以上ではほとんど重視されていません。ですから地理項目の暗記中心の勉強をしても、合格者の平均点には及びません。
ただ、最後は知識の確認をしなければなりません。「一行問題」などは、そのための問題です。


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