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中学受験 表現の言い換え練習 第1回

中学受験で、習う知識項目に以下のようなものがあります。

文の決まり(文法)、
和語・漢語、
ことわざ・慣用句、
反対語・類義語、

これらを、知識でしかないと思って学習するのは、間違いです。
難関校では知識単独の出題はほとんどありません。読解問題の一部ではだすことはありますが、超難関校ではまずないです。(灘中の一日目は除外します)
ところが、読解に取り組んでいくと、どうしても上記の知識をマスターして、それらを使って読み解くことが必要になります。

要するに、知識項目は「文章読解のツール」と意識して習ってもらいたいと思います。

その代表的なものが、「反対語」と「類義語」です。

文章は同じことをあれこれ表現を変えてきます。特に説明文では二項目を対立させて(日本の文化と西洋の文化のように)論を進めます。

そのときに、対立する表現(反対語)、同内容の表現(類義語)をそれぞれ仕分けして読むのが読解の基本です。(6年生になるとこれができること不得意な子では大きな差が出ます)

読解問題の設問で「傍線部と同じ意味を表している表現を見つけなさい」という出題がよく出題されます。これは「同内容表現の問題(類義表現)」です。

今回の問題は『類義表現=言い換え表現』の練習です。
動詞表現、名詞表現、修飾系表現などにわけています。
お子さんと一緒にやってみてください。



問題一


①彼は他人の悪口なんて、どこ吹く風と意にかいさない

②弟はお使いのおつりをくすねて母にきつくしかられた。

③審判は一度下した判定をくつがえすことはない。

④すごい剣幕でおこる彼をなだめるのは大変だった。

⑤犯行をにおわせるような文面がインターネットの掲示板にのった。

⑥首相は世論の批判にくっすることなく行政改革にまい進した。

⑦「魏志倭人伝」によると貴人が来ると人々はその場にひざまずきぬかづいたそうだ。

⑧株はもうかるとたきつけられて購入した。けれどすぐに暴落だなんて悪夢のようだ。

⑨あんなに才能があるんだ、こんな田舎でくすぶっているような人ではないよ。

⑩上京したときは郷里の母に三日とおかず手紙をしたためた

語群
アひっくり返す    イ書き記す    ウけしかける    エとどまる
オ落ち着かせる    カほのめかす   キ気にしない    
ク額を地につける  ケ盗み取る    コ主張をまげる






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