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「身体」は分かっている。

「身体は頭(思考)より賢い」という話を聞いたことがある。あれこれ悩んで出す答えより、身体を通して瞬間感じたことの方が、より真理に近いということなのかな、と理解している。その話を聞いた時こそ、頭では理解していた。しかし、実際にこれまでそのことを認めきることはしていなかったのだと、今朝気付いた。

寒波で気温の低い日々が続いている。これまでならこんな日、寒がりの私が夜明け前に起きるなんて、至難の業だった。ところが今朝は違った…というか、昨日の夜から感覚が違っていた。今日は初めて一人でバイト先のパン屋の開店準備をしなくてはならず、しかもちょっとイレギュラー対応もあったので「何があっても絶対に寝坊するわけにはいかない」と、久しぶりの緊張感に包まれながら眠りについた。結果、目覚めはスッキリ、アラームが鳴る前にパッチリと起きてしまった。いつもより早めに日盤吉方取りをしながら、普段と違う自分に自分が一番驚いていた。

そういえばこんなこと、前にもあったな…。ふと思い出したのは、昨年まで関わっていた、国際交流の海外出張のことだった。東南アジアに飛ぶ国際線は朝が比較的早い便が多く、自宅から空港に向かうのは決まって夜明け前。スーツケースをガラガラ引いて成田空港へ行ったものであった。担当者として絶対にフライトに遅れる訳にはならないのは当然のこと、万が一いつも使う公共交通機関がストップしてしまっても、振替の手段を使ってたどり着けるようにと、余裕をもって出発していた。年度の後半は毎月そんなことをしていた時期もあった。あの時は飛び回って大変だったけれど、今は飛び回れない中で自分に向き合っている。状況が変わり、仕事が変わっても、あの緊張感と高揚感は、身体に沁みついているのだと気付いた。

海外に出かけていた頃は、それが「非日常」に向かうサインだからという認識だった。いつもより警戒して、安全に行って帰ってくるために、感覚を開いておくような意識でいた。でも、それと似たような感覚を、国内どころか家の近所で、今朝思い出している。これはつまり「今日一日、自分自身に与えられたお役目が必ずうまくいくように」という私自身の願いに、身体が出してくれた答えなのかも知れない…と思った。以前だって、旅の無事と仕事の成功を願っていたことは間違いない。身体は自分がどこに行こうと、何をしようと、いつも最善の状態を作り出してくれているのか。私の身体ってすごいんだ…。そう思った。

最近、こんな調子で自分を「すごい」と素直に思える瞬間がとても増えた。何のおかげなのかは正直よく分からない。でも今年は何となく、自分のすごさをより体感する瞬間が増えていく気がしてならない。そしてきっとこの「なんか分からんけどすごい」エネルギーは、ご縁をいただいた方たちにも、とてもいい影響を及ぼすものだと思う。きっとこの記事を読んでくださった方にも、何かしらの良いエネルギーが届いている、そう信じている。

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