見出し画像

僕の休職は自分をアップデートする期間だった

今日は隣駅のカフェです。明日からまた激寒になると聞いてうんざりしてます。

世間ではお彼岸時期ですね。僕も先週お墓参りに行きました。平日一人で。

お墓でポツンと一人向かい合うと、何だか心が素直になって、ついついお墓に向かって話しかけたくなります。実際は声には出しませんが、対話をしてしまいます。

僕が通うお墓は、郊外にあり車で家から1時間半ほどかかります。広い霊園で、偶然なのですが、父方と母方の両方あるので、お参りするのに一ヶ所で済むので都合が良いんですよね😅

その一方には、父方の祖父母と僕の妹がいます。

僕の妹は二十歳で自ら命を絶ちました。
もう20年以上前のことです。

数年来、心の病気と闘いましたが、力尽きたのです。

僕は何の力にもなれませんでした。せめて彼女の代わりに少しでも人生を謳歌しようと生きてきましたが、やはりこれも心の病気というのでしょうか、今回適応障害という診断が下り休職しました。

このことはまだ両親には話してません。
なぜなら、
(お前もか...?)
とショックが大きいような気がして、怖いのです。

また、ものすごく心配されると思うので、気を遣わせたくないのもあります。

来週から復職できたら、このことは無かったことにして、両親とは接していこうと思っています。

ただ、隠せない相手がいます。それは亡くなった妹です。

だから、お墓参りでは妹と対話をしました。勿論、こちら側の勝手な想像で進行する対話ですけどね。

一応、復帰できる見通しがたったと報告しました。

「お兄ちゃん、良かったね」

と言っていた気がします。

思いかえすと、今回のクリニックに初診で行った日は、妹の命日でした。
非科学的ですが、妹が連れてきてくれたのではないかとさえ思ってしまいます。

「お兄ちゃん、もう休んだほうがいいよ」

ということだったのでしょうか。

もう戻らない。そう思いたい。この約半年の休職を通して、いろいろ自分を知れて、いろんな本を読んで広く知識を得て、前半は何も考えずにゆっくりやりたいことをやって過ごしてリラックスに努め、中盤は転職活動をして身の程を知り、後半は復職に向けて自分の心を整えてきました。

最近Twitterで『アップデート中』と付けたアカウントを目にしました。何となく気になってこの『アップデート』という言葉をネットで調べてみると、

コンピューターで、ソフトウエアの内容を、より新しいものに変更すること。不具合の修正や小規模の機能追加を目的として、ソフトウエアのメーカーや作成者が提供するソフトウエアの一部をインストールすることを指す。一般的に、大幅な更新の場合はアップグレードという。

とありました。

良く言えば、今回の僕の休職は自分をアップデートする期間だったのではないかと思います。
そう思おうと思います💦

アップデートした僕は、これまでの僕ではないはず。不具合の修正と機能追加をしたので、決して戻らないはず。そう信じています。

でも、あまり自分にプレッシャーかけるのは良くないので、このくらいにしておこうと思いますが、今この瞬間、この言葉で密かに妹に約束しました。

僕は戻らない。だから心配しないで。もし戻っても自分を責めないから。そして何度でも立ち上がってみせるよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?