不安と憤り
とうとう転職活動を始めることにしました。
やっぱり今の待遇には納得できません。
でも実際に動いてみると厳しい現実が待っていました。
転職活動をするに至った理由から書こうと思います。
まず今の仕事の状態ですが、ホントに暇です。暇すぎて欠伸が止まらなくなりそうです。正直週5日中、3日で終わる量です。あとの2日分は寝ていたいくらいです。
人間、暇や退屈ほど辛いものはありません。いくらやる気があっても仕事がないという状態は、本当にやる気を削がれていきます。
こんな状態がこれから先何年続くのか、と思うだけで病んでしまいそうです。しかもこの状況を脱するためには自分の努力ではどうすることもできないのです。ホントに辛いです。
またこれから先の自分の会社でのポジションですが、恐らくずっとこのまま平社員であろうと思われます。
なぜなら、元いた部署、今いる部署の部下だった人間が同時に管理職扱いになったのです。これは僕が今後上に行くことはない、という会社からのメッセージとしか考えられません。
これにはさすがに参りました。というのも、復職する際に元の営業管理職ポジションでやれるという気持ちで戻ったはずだったのですが、会社からは管理部署(内勤)の平社員を提示されてしまい、その時は一定の期間はしょうがないと思って受け入れたのです。それがその先が無い、となってしまっては話が変わります。
その先があるという期待や希望があるから人は頑張れるのだと思いますが、その先が閉ざされてしまってはとても頑張れないし、頑張りたくないです。
語弊があるかもしれませんが、この僕の状況は、出産などでキャリアを捨てなければならない女性の立場に似ていると思いました。
それに、今回の僕の休職理由が普通の病気や怪我などだったら変わっていたのかもしれません。精神疾患による休職者に対する理解がない職場だと感じました。
こんな状態であったために、僕は転職をしなければいけない、と思うに至りました。
しかし、そう簡単に転職できるはずがありません。
年齢が40代後半、休職期間がある、というだけで厳しいものです。
先日、ある会社の一次面接がありました。経歴を説明するのに、6ヶ月間休職したという事実を隠すわけにはいきません。その説明には注意を要しました。できるだけマイナスな印象を与えないようにするためにどうしたらよいか考え、言葉を選びました。でも堂々と言えない、何か悪いことをしたように申し訳なく説明する自分が悲しくなりました。
僕が何をしたというのでしょうか。精神的に辛いという状態を素直に受け入れてクリニックに行き、医者の勧めのとおり休職しただけなのです。
転職というより、この場から逃げることに近いような気がします。でもなぜ僕が逃げなければいけないのでしょうか。
職務経歴書に足された「体調不良により6ヶ月の休職期間を経て、」という一文が恨めしく思います。
やはりどんなに辛くても耐えなければいけなかったのでしょうか。今の僕は休職したことを後悔しています。
でもあのときの僕は、自分で限界だったと感じたはずなのです。避けられない運命と受け入れるしかないのでしょうか。
運良く転職できても、その職場が合うかどうかは分かりません。もっと悪い環境かもしれません。
不安と憤り。人生って苦いものですね。
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