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恨みのような記述①

3回目のワクチン副反応はひとまず脱しました。今朝体温を測ったら、35.7度。いつもの平熱です。体のダルさも治り、関係ないかもしれないけど、肩こりだけは残ってます。

今日は妻の職場の近くのカフェで書いてます。一緒にカフェでランチしようとお昼に待ち合わせの約束をしたので、オフィス街というより学生街として知られるこの街に来ました。駅前に楽器店が並ぶ風景は、若い頃みたものとあまり変わっていない印象です。

さて、僕は毎日ノートに起きた時間、寝た時間と、散歩したかどうか、何時に出かけて何時まで何をしていたかという事務的なメモをつけています。最近そのノートが最終ページまで使い切りました。

使用していたのはEDiTの方眼ノートで色はターコイズブルーです。

ページ1枚1枚ぎっしり書いていたわけではないので、実際の埋まり具合は大したことないのですが、240pあるノートが終わりを遂げたのは自分の中ですごいことだと思っています。

そこには初受診から始まり、そこで感じたこと、考えたこと、悩んだこと、会社の愚痴などいろいろ書いてあり、初めの1ヶ月くらいは一日分で2ページぎっしり書いたりしていました。徐々に書く量が減っていき、今は毎日の日課のことしか書いてませんので、スカスカです。

それを振り返るとこれまでの自分の心の動きが分かります。今でこそ復職することに一本化して考えていますが、初めの頃はまず会社を辞めることを考えていました。ただ、クリニックの先生にこういう心が安定していないときに大事な決断はしないほうがいい、と助言いただいたり、会社の総務には、休職するなら休めるだけ休んじゃえばいいんですよ、と背中を押されたこともあって、退職することを留まりました。

今になってもそれが正しい判断だったのかは分かりません。この先それがどうだったかの答えが出るでしょう。ただ今の段階では、闇雲に後先考えずに辞めなくて良かったのではないかと思ってます。

読み返していると、会社に対する恨みのような記述もあります。会社というか、ある役員に対する不満や愚痴のようなものです。

僕は、休職する10ヶ月前に営業部署へ異動になりました。それまで管理部署にいたのですが、そのとき一緒に仕事をしていたベテラン女性社員が僕の異動後ほどなくして辞めたいと言い出したのです。それは僕に直接ではなく、その直属の上司に申し出たのですが、すぐにその話は僕の耳に入りました。

辞める理由は、僕が異動することになって仕事の負担が増えるためだということです。これまでもいっぱいっぱいでやっていたところ、僕が別部署に行き、手伝いもできず、相談もできない状態になることで不安になったのです。それは後に本人からも言われました。「もう無理だと思った」と。

僕は望んで異動したわけではなく、その役員が勝手に理由も説明もなく行った人事異動なので、僕は納得がいきませんでしたし、しばらくしてこのような事態になったことに不満を抱きました。

その後、その役員は、ベテラン女性社員をゴミのように扱い、早々に退職に追い込みました。まるで、やる気のない人間は去れ!と言わんばかりに。

その扱いに僕はとても憤りを感じたのを覚えています。僕を意味も分からず異動させたのが原因だと。

そのベテラン女性社員は最後に、
「○○くん(僕)も考えたほうがいいよ。これだけ長く働いてきた人間を、最後こんな扱いする会社なんだから」
と捨て台詞を残して退職していきました。

そのベテラン女性社員が抜けた穴は埋まりませんでした。それに対し、僕は当時管理職としてベテラン女性社員の仕事を把握し代理でできるくらい熟知していたので、結局役員からの指示で、前居た部署の仕事を僕が手伝うことになりました。その時は何のための異動だったのかと腹が立ち、会社に対して不信感が芽生えました。

上述した会社を辞めようと思っていたのには、それが尾を引いていたのは否めません。そしてさらに身近で退職者が出ます。

つづく

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