ノンセクシャルだと気づいた

信頼できる友人と電話した後、このnoteを書こうと決めた。気遣って欲しいというわけではない。世の中にはこうゆう人もいるもんだなくらいに認知して欲しいのである。

まずこれを読んでる人の多くがノンセクシャルという言葉に馴染みがないと思う。

私も自分がこれに該当すると知るまで知らなかった。

初めてこの言葉を知ったときの印象はどうだろう?

なんとなくLGBTQに関する言葉なのかな。

おそらくその程度の印象だと思う。私もそうだった。実際にノンセクシャルはLGBTQに関する言葉と言って良いと思う。ネットで調べた定義によると

アセクシャルのなかの一つにカテゴライズでき、恋愛感情はあるものの、他者に対して性的に惹かれない点がある人を指します。

どっかのサイト

ということらしい。

端的に言うと

好きだからエロいとはならない

そして私の場合特に

性行為に関しては性的な関心が全くない

ということである。

むしろ性行為に嫌悪感を感じることが多い。

中高の保健の授業での妊娠や性病に関するページはすごく苦手だった。今後のためにも知るべきなのはわかっているが、色々と想像すると気持ち悪くなる。貧血・立ちくらみを中高どちらも起こして、高校では廊下で倒れたところを通りかかった先輩に助けてもらったりした。

性欲がないわけではない。

女性の容姿に性的に惹かれることはある。ただ性行為のみ全く受け付けないのだ。

ただ、必要な状況、例えば子どもを授かりたいと将来考えたときはどうにかしたいと思っている。

思春期の男子同士では性に関する話題は多い。

その会話に参加しつつもずっと違和感を感じていた。でも自分がまだそうゆうことを経験してないから欲求がないんじゃないかと思っていた時もあった。中学時代はそんな風に自分を納得させていた。

ただ高校に入って違和感は増した。AVの話題が増え、(本当は18歳未満はNGだが)会話についていけないことが増えた。無理矢理AVを見たこともあった。ただ性的な興奮は全く生まれず、むしろ貧血を起こしそうと感じる。異性の体つき(胸のサイズなど)が恋愛的な好みの基準に含まれないのが私くらいしかいないのに気づいた。私は精神的な病なのではないかと 誰にも言えない悩みを抱えていた。

ただこれがLGBTQに当てはまるようなことだとは全く想像していなかった。

YouTube shortsで猫ミームを見ていたときにノンセクシャルという単語が出てきて、もともとジェンダーに興味のあったので、その単語で検索をかけた。

これが自分がノンセクシャルだと気付いた経緯である。

気付いたときはなんともいえない安堵感に包まれた。精神病なんじゃないかと疑っていたため、自分自身がカテゴライズされたことにホッとした。

この歳になるとなんとなく恋愛に性行為がセットで付いてこなきゃいけないように感じることがあるが、そんなことはないよと言ってもらえた気がした。

アセクシャルの人の割合は人口の1〜3%らしい。男性だけの割合だと1%を切る。ノンセクシャルに限るともっと少ないと思う。ノンセクシャルとひとくくりに言うが、もちろん個人によって異なる。私は性行為がダメだが、中にはキスも無理、手と手が触れ合うことが無理という人もいるらしい。時間が経つにつれて欲求が出てきてノンセクシャルではなくなる人もいるらしい。


ノンセクシャルについて大学で研究できたらおもしろいかなと今は思っている。もともとジェンダーについて勉強したいと思っていたので、ちょうど良かったという感じではある。

今後の恋愛でもしかしたら、困る場面は出てくるかもしれない。そのときはそのときに考えればいいかくらいの軽い気持ちで生きていこうと思う。学生時代の恋愛は所詮練習試合だし。

追記:男女の違いはあるけど、この人とほぼ同じ。わかりやすいと思う。

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