第14回:損益計上(会計・税務)の仕組み【日本型オペレーティングリース】
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こんにちは、JOLアドバイザーです。
日本型オペレーティングリース事業(以下:リース事業)に出資した場合の、投資家に配分される損益は理解が難しいポイントです。
その理由は会計と税務で計上額が乖離するからです。
そこで今回の記事では、投資家がリース事業に出資した場合の損益分配の仕組みを、会計と税務のそれぞれの視点から分かりやすく解説いたします。
※私について知りたい方は、下記の自己紹介をご覧ください。
1.前提条件
今回の記事では下記のリース事業に匿名組合出資をする前提で進めます。
(1)投資案件
①リース物件 :航空機(A350-900)
②物件価格 :150億円
③投資家募集額: 30億円
④リース開始日:2020年4月1日
⑤投資家出資日:2021年2月28日
⑥リース満了日:2030年3月31日
⑦組合決算日 :2021年3月31日(初回)
(2)償還表
以下が、上記「投資案件」を元に作成した償還表です。
※償還表は追って説明するので、ここではイメージとしてご参照ください。
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