見出し画像

舌の吸盤化による効能②

発声法トレーナーのよらんだです。
きょうも「舌は下でなく上に」宗廣素徳著、文芸社の中から、良かったところをピックアップしてみます。

舌の吸盤化は、良質の睡眠をもたらすので、無呼吸症候群の方に、ぜひおすすめしたいと思います。

(ここから引用)
  睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まったり、喉の空気の流れが弱くなった状態が頻繁に起こってしまう状態です。この病気になると、良質の睡眠を充分に取れなくなるため、身体が疲れやすくなったり、昼間に強度の睡魔が襲って仕事や勉強に支障をきたしたりします。さらに怖いのが、この病気は生活習慣病と密接に関連して、高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳血管障害、糖尿病の発症率が一般の人よりも高くなるといわれています。

  睡眠中に呼吸が止まってしまう原因としていわれているのが、ねている間に筋弛緩がおこり、舌根部や軟口蓋が沈下してしまうことによって気道が閉塞されてしまうからなのだそうです。この舌根沈下による気道閉鎖にも、やはり舌の吸盤化が有効であると考えられます。
(ここまで引用)

  発声法では、歯科用のコットンロールを上下の歯茎に挟んで、睡眠中の気道の確保を推奨し、いびきや無呼吸症候群の改善を促しております。これをつけると、だれでも舌の吸盤化がとても簡単になりそうです。

  そして、昼は、しっかりと鼻呼吸が維持できるような、発声法を習慣にします。気道を開けたままで、おしゃべりができるように、鼻腔や副鼻腔をならして、声を回すように話すのですね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?