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南欧式発声法の師匠たち

こんにちは、発声法トレーナーのよらんだです。いつも応援ありがとうございます。今日は、私の師匠たちのことを書いてみます。



私の師匠は昭和8年生まれ、東京都出身の人で、今の南北線六本木一丁目駅になってる所に、生家があったようです。晩年車椅子の師匠を何回かあたりに連れて行って差し上げました。その家が戦争で焼けた後、疎開先の石神井で、70年余の一生を生きました。



私が師匠に出会ったのは、当時私の住まいから近かった師匠の家に、歌を習いに行ったときでした。太っていて体格のいい人でしたが、本人は市川雷蔵似だと言ってました。ふつうのおしゃべりの声が、低音で、かなり遠くまでとどろく美声の持ち主でした。また、よく笑う先生でもありました。



ある日、根津の弥生美術館で竹久夢二展と浅草オペラ時代の藤原義江展があるから、一緒に行こうと言われました。私は、師匠の師匠たち、私の大師匠たちが、藤原義江さん、原信子さん、児玉好雄さんであることを知りました。藤原義江さんは「我らのテナー」で藤原歌劇団を作った人、児玉好雄さんは舞台芸術学院で演劇人を育てた人、原信子さんは浅草オペラのプリマドンナでした。プッチーニにも習った人です。

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