見出し画像

【2021冬】光触媒・次亜塩素・MIOXにアルコール…除菌アイテム徹底比較まとめ

新しい生活様式では除菌の取り組みがとても大切ですよね。

“除菌にはアルコール”と思っていたのも束の間で、次々に新しい除菌剤が生まれてきました。

次亜塩素酸水や次亜塩素酸ナトリウム溶剤は厚生労働省も新型コロナウイルス対策に使えることを発表していますが、他にも除菌作用があると言われているものがあります。

人気の光触媒を使った除菌剤や「MIOX」と呼ばれる新しい除菌剤も登場してきました。

これから除菌アイテムを手に入れようと思ったらどれを選ぶべきなのでしょうか。

ここでは四種類の除菌剤を徹底比較するので、あなたにとってのベストを選んでみて下さい。

ポピュラーなアルコールは使いやすさ重視

アルコール系の除菌アイテムは誰もが知っている最もポピュラーなものですよね。

医薬部外品としてアルコールは消毒・除菌に用いられているものも多く、最近では建物の入り口やトイレなど、いたるところに設置されています。

アルコールが優れているのは、除菌アイテムの中でもトップクラスの使いやすさです。スプレーしたら放っておけば揮発するので後始末をする必要がありません。

医薬部外品などとして認められている製品もあるので安心感もあります。

実際の除菌効果としても細菌ならほとんどに対して効果があり、ウイルスについても新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスに対しては有効性が示されています

ノロウイルスなどの一部のウイルスには効果が薄いので注意が必要ですが、日常的な除菌には十分な効果を発揮するのがアルコールの魅力です。

ただ、肌の除菌に使っていると荒れやすいというデメリットもあります。濡れていると効果が減弱してしまい、十分な除菌力が発揮されないリスクもあるので注意が必要です。

また、アルコールは引火する可能性があるので火気にも気をつけなければなりません。

このようなリスクもあるのは確かですが、やはり使い勝手が良いので除菌をするときによく選ばれているのがアルコールです。

光触媒はクリーンで抗菌力がある

光触媒を使った除菌アイテムと聞いても、ピンとこない人もいるかもしれません。

光触媒は太陽光が当たることによって、そのエネルギーを使って色々な作用を起こすことができる触媒のことです。

その中でも抗菌効果がある光触媒がコーティング剤や塗料によく用いられてきました。その点に着目して光触媒スプレーを代表とする除菌アイテムも登場しています。

オゾンには細菌やウイルスなどを死滅させる力があり、感染対策として光触媒が注目されているのは、空気中にある酸素からオゾンを作ることができるからです。

光触媒はクリーンなのが魅力で、オゾンの発生量が極めて少ないので他の三種類と比べても人の害になることがほとんどありません。

しかし、あまりにも発生量が少ないため、細菌やウイルスなどが増えないようにする抗菌効果はあっても、数を減らせる除菌効果はないのが一般的です。

安全という意味で安心なのは確かですが、効果はあまり高くないので頼り切ってしまうとリスクがあります。

ただ、新しい光触媒の開発も進んでいるので、将来的には期待できる除菌アイテムになる可能性があるでしょう。

次亜塩素酸水は低刺激で除菌可能

次亜塩素酸系の中でも日常的な新型コロナウイルス対策として、次亜塩素酸水がよく用いられています。

次亜塩素酸系の除菌剤は水道水やプールの浄水でも使われているのが有名ですが、次亜塩素酸水は比較的刺激が少なく、除菌作用も示すことがわかっています。

次亜塩素酸水のメリットは、低刺激でありながらも色々な細菌やウイルスを除菌できることです。アルコールでは除菌が難しいとされるノロウイルスも除菌できることがわかっています。

また、空間除菌にも使える点がよく注目されるようになっています。次亜塩素酸水をゆっくりと空気中に放出することで空間全体の除菌を行うことが可能です。

ただ、次亜塩素酸水は低刺激性とはいっても肌に直接触れさせるのはあまり好ましくありません。

厚生労働省としても手指の除菌に適しているものではないと公表しています。空間除菌についても敏感な人は喉が痛くなる場合があるので注意しなければなりません。

このように次亜塩素酸水は有用ではあるものの、利用機会が限られる可能性が高いと言えます。

MIOXは除菌剤の期待の新星

MIOXは除菌剤の中ではまだあまり知名度が高くないので、聞いたこともないという人もいるのではないでしょうか。

MIOXは除菌剤の”期待の新星”とも言える存在として注目されていて、性質としては次亜塩素酸水に似ています。

水と塩を原料としてできているのが特徴で、安全なものからできているからこその安心感があるのは大きな魅力でしょう。

MIOXは次亜塩素酸水以上に低刺激でありながら、ノロウイルスも含めた多くの細菌やウイルスを除菌できるのがメリットです。

空間除菌に使いやすいことも魅力で、有効成分が低濃度で、除菌の役割を果たすと無害化されることから安心して空間全体に広げることができます。

MIOXはまだ国内ではそれほど使われていませんが、アメリカなどではよく用いられるようになってきています。

問題点は除菌アイテムとしてあまり出回っていないことでしょう。除菌業者に依頼してMIOXで部屋や建物を除菌してもらうことはできますが、ホームセンターやドラッグストアで買ってスプレー除菌をするといったことはできないのが現状です。

また、肌への刺激性も懸念されることから、基本的にはモノの除菌や空間除菌にのみ使われています。

ただ、今後、安全性の確認をすれば手指の除菌などにも使えるようになる可能性を秘めている除菌剤です。今後の期待が大きいのでどんな情報が出てくるか注意しておきましょう。

自分に合った除菌アイテムを揃えよう

アルコール、光触媒、次亜塩素酸水、MIOXという四種類の注目すべき除菌剤について紹介してきました。

特徴を見てみると、結局は一長一短でどの除菌剤を使っているアイテムを選んだとしてもメリットもデメリットも出てきてしまうでしょう。

今後の生活を考える上で大切なのは、一つに限定せずに必要な除菌アイテムを揃えることです。

例えば、日常的に手指の消毒をしたいとなると、手洗いを徹底的にやるか、アルコール消毒剤を選ぶしかありません。

しかし、空間除菌をしたいと考えるとアルコールではできないので、次亜塩素酸水かMIOXを選ばなければならないでしょう。

除菌できなくても抗菌しておけば十分なところには光触媒が安全で魅力的です。

金属は次亜塩素酸水では錆びてしまいますが、アルコールやMIOXなら安心して除菌できる、といった形で除菌対象によって適切な除菌剤が違う場合もあります。

敏感肌の人やアルコールに弱い人はアルコール系の除菌剤は避けたいと思うかもしれません。

このように色々な要因によってベストな除菌アイテムは変わります。自分がどういうときに除菌したいかを考えて、それぞれのタイミングに適した除菌アイテムを揃えていけば安心です。

ただ、あまりにもたくさん買い集めることになってしまうと費用的にもつらくなり、保管場所にも困ってしまうかもしれません。

この対策として、できるだけ除菌しなくても大丈夫にするという考え方も持ちましょう。MIOXによる空間除菌をすれば自宅の中は除菌されていて安心できる環境になります。

次亜塩素酸水よりも刺激が弱いので、刺激性が問題になることもほとんどありません。プロの業者に依頼すれば、その点も考慮してどのように除菌したら良いかも提案してもらえます。

今後の除菌対策を楽にする方法としてMIOXによる空間除菌を試してみましょう。

MIOXの除菌、詳しくはこちら(mamoria)も見てみてくださいね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?