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食品加工場の除菌対策、責任者が今改めて考えたいことまとめ

食品加工場の責任者がいま一度押さえておきたい除菌対策とは

食品加工場といえば常日頃からHACCPなど、除菌対策、衛生管理の徹底が求められる現場でもあります。特に高度な対策が求められる現場だからこそ、今回の感染症対策においても全力で取り組む義務があると言えるでしょう。

そこでここでは、食品加工場の責任者が今一度押さえておきたい除菌対策について振り返って行きます。

マニュアル化されている除菌対策はもちろんのこと、そのマニュアルがきちんと遵守できているかどうか、日頃の業務の中で抜け漏れがないかどうか、一緒に確認していきましょう。

ライン洗浄

日常の業務の中で行われることが多いのがライン洗浄です。

定期的に行うケースもあれば毎日必ず行うというケースもありますが、ライン洗浄についても今一度やり方を徹底しておきたいところです。

例えば、製造ラインの表面だけを除菌したり清掃しているだけにとどまっており、ラインの裏側や細かい部分、手の届きにくい部分の洗浄がおろそかになっているということはないでしょうか?

特に感染症対策という課題が社会的義務といった形で食品製造業者各位にのしかかっている昨今、ライン洗浄が不十分だったことで感染症が拡大してしまっては目も当てられません。

風評被害についても、計り知れないものが想定されます。事業継続の第一歩として、製造ラインの洗浄は必要不可欠な要素でもあります。

入退室時の手指衛生

入退出時における従業員の手指衛生は徹底できていますでしょうか。

端的に言ってしまえば、経営側の義務として除菌剤・消毒液の配布は必要最低限なラインといえます。つまり、アルコール製剤や除菌剤の配布だけでは不十分と言わざるを得ません。

手指衛生の方法にはいくつかありますが、両手にかけるだけでは不十分で、全体に除菌剤をすり込み、乾燥させることがまず重要なポイントとなります。

その他にも、入退室ごとに手指衛生を徹底できているかのチェックも必要です。どうしても人間ですから入退室時の手指衛生が面倒になってしまい、この辺りの対策がおろそかになってしまうというケースは想定しうるものでしょう。

まずは義務感だけで行うのではなく「なぜ手指衛生を徹底することが重要なのか?」といった部分から従業員教育を徹底するようにしたいところです。

従業員の検温

従業員の検温についても必ず行っておきたい部分です。

特に高度に業務がマニュアル化・ルーティン化されている現場では、従業員の検温はある種イレギュラーな工程と言わざるを得ません。

スケジュールは工程が崩れるため、毎朝の検温を行わず業務に入ってしまうケースも現場レベルで見ればあり得る話と言えます。

責任者がマニュアルとして検温の実施を命じていたとしても、現場でそれが徹底されなければ意味がありません。そこで、定期的に責任者が現場をチェックするようにしておきたいところです。

また、全従業員が検温を行ってからその日の業務に従事することは、会社や責任者本人を守ることにもつながります。

何故なら不運にも従業員や作業員から感染者が出てしまった場合、まず真っ先に責任の所在を問われるのは現場の責任者です。

現場の責任者がルールとして検温を実施し、発熱者については帰宅させるなどの対策を行っていれば、不当に責任者がその責任を負わされることはなくなります。

「鼻だしマスク」の厳禁

これは従来からの問題とも言えますが、製造業に従事している従業員や係員の「鼻だしマスク」は再度防止を徹底しましょう。

これは社員教育の一環でもありますが、感染症対策、除菌対策に極めて効果を発揮します。

なぜなら、飛沫は口から出るものだというイメージが強いのですが、鼻からも飛沫や感染症の原因となりうる物質が放出されることは当然考えられるからです。

また鼻だしマスクは感染症対策において「マスク着用の意味がない」とする研究結果もありますので注意喚起と周知徹底は行っておきましょう。

地道な清掃作業

ここまでご紹介した内容と、職場に設置されているマニュアルを徹底した後、最後にできるのは地道な清掃作業の徹底・繰り返しとなります。

責任者の方が先頭となって清掃・除菌・洗浄工程を厳しくチェックしない限り、従業員がそれに追随してくれるとは考え難いものがあります。

つまり責任者の方の除菌対策に関する意識の向上が、結果的に最も除菌対策になり得るというわけです。

場内の一括除菌を検討する

除菌対策を徹底した後、最終的に考えられるのは、現場責任者の方や経営者層を含めて「場内の一括除菌を検討すること」です。

どんなに清掃や洗浄を丹念に行ったとしても、人間の手による作業ではどうしても限界があります。

特に食品加工業となれば除菌作業や徹底した洗浄作業は相当程度に習熟しているでしょうが、それでも限界というものがあります。

その場合、どんなに細かいところにも、まるで煙のように入り込めるスチームを使った除菌施工が最も効果的な選択肢の一つとなります。

mamoriaでは食品加工業・食品加工場の除菌施工も行なっております。

米国防総省の独自技術を応用した水と塩からできた除菌剤をスチームで噴霧するという方法ですので、食品加工業とは特に相性が良く、多くの依頼を頂いております。

まずは一斉除菌対策のためにも、公式サイトからサービスの概要をご覧ください。

https://el-pha.jp/

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