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社内で感染発生?その時に現場で対応すべきことまとめ③~再開へ向けて~

再開に向けたプロセスの策定

感染が本当に社内で発生してしまう前に、非常事態に備えて事業や営業の再開に向けたプロセスを策定しておくに越したことはありません。

しかし、その準備を整えていなかったという場合もあるでしょう。

感染が発生したときには一時的とはいえ、感染拡大防止のために業務を停止しなければならないのが通例です。

社内の対応が終わったらすぐに業務を再開させたいところですが、その前にプロセスをよく考えて段取りよく進めていくのが肝心です。

・除菌対応の流れ
・感染疑いのない従業員が現場に戻る際の判断基準や連絡方法
・社内対応終了後の対外対応

などのフローを決めておきましょう。そして、それぞれの業務を誰が担当するのかまで決めておけばスムーズに対応が進みます。

感染者や濃厚接触者のフォローと現場復帰に向けた対応についても決めておくとスムーズです。

徹底した外部への情報開示

このようにして策定した再開へのプロセスを実行していき、元通りに社内業務を進められるようになったとしてもまだ十分ではありません。

感染者が出た企業という認識をされている状況を打開しなければ、今後の事業や営業に支障をきたしてしまいます。

外部への情報開示を進めていき、安心できる経営状況を作り上げていることをアピールしましょう。その際のフローも明確にしておき、社内対応が終わった時点ですぐに進められるようにしておくのが大切です。

顧客として事業所や店舗に出入りしている人たちに連絡をするだけでなく、公式な情報として第三者も含めた情報開示をしましょう

ただ「感染者が出ました」というだけでは企業イメージを損なうだけです。どのような形で情報開示をすると企業の信用を勝ち取れるのでしょうか。

除菌への取り組み・感染対策の取り組みのアピール

感染が発生してしまったとしても拡大を防ぎ、さらに従業員や顧客を感染から守るための適切な除菌を行ったことをアピールするのは効果的です。

「感染者は出たけれど、建物内を全館除菌したからもうリスクはない」といった形が好ましいでしょう。

さらに今後の感染拡大をさらに防止するために追加実施している感染対策の取り組みを対外的にアピールするのも良い方法です。ポスターなどで掲示すると出入りをしている顧客の目に入りやすいので、信用を得られる可能性が高まります。

アルコール消毒液の出入り口への設置という程度ではどこでも行っている取り組みなので、独自性のあるものを何か取り入れると良いでしょう。

除菌業者など外部の専門職による除菌作業の証明

除菌をした事実を対外的にアピールするときには、第三者による証明があると客観性があって誰もが納得してくれます。

感染者が出たときに外部の専門職に依頼して除菌作業をしてもらい、最終的な作業後に除菌された証明書の発行をしてもらうと良いでしょう。

このような除菌作業を専門としている業者に依頼すると証明書も作ってもらえる場合があります。対外的にもアピール力がありますが、社内的にも適切な対応を取る上層部だと感じてもらえるので一石二鳥の取り組みです。

また、除菌業者に定期的に除菌作業をしてもらい、証明書を更新していくという方法も今後の方針として魅力的です。

毎月1回くらいの頻度でも全館除菌をしているとわかるだけで、顧客も従業員も安心してくれます。感染リスクを懸念する人が増えている世の中なので、社会からも高い評価を受けられるでしょう。

感染対策に徹底した企業へ生まれ変わったという主旨のPR活動

このようにして新しい感染対策を取り入れたときにはPR活動をするのが大切です。

特に早い段階で感染者が出たことを公表した場合には、ネガティブな印象を持つようになっている人が多いでしょう。そのイメージを払拭するためには「企業が生まれ変わった」というくらいのことがアピールできる宣伝活動を行うことが大切です。

「これだけ徹底した感染対策をしています」という主旨で、

・特集記事を作って宣伝広告を行う
・ブランディング戦略に含めてアピールする
・株主総会や企業説明会などでパンフレットやポスターを使用して伝える

といったことを行うの効果的です。

事業や営業を再開できる状況になったら速やかにPRを開始できるように準備を同時並行で進めましょう。

必ずしも再開と同時にこのような活動を始められなくても問題はありませんが、感染発生が起こったときから期間が空いてしまうと対応が遅いと思われがちなのでスピード感を持って取り組むのが肝心です。

定期的な従業員の動向チェック

このようにして業務を完全に再開できたらもう安心というわけではありません。今後も感染が再び起こる可能性がある点に留意し、従業員の動向をチェックしていきましょう。

感染が発生した直後は従業員の身も引き締まり、自分は絶対感染しないように努力しようという意気込みを見せる人が多くなります。しかし、だんだんとコロナ慣れをしてきている社会的状況もあるので、喉元過ぎれば熱さを忘れてしまう可能性は否定できません。

定期的に感染対策の重要性を従業員に伝え、意識がどうなっているかをチェックしていきましょう。企業として一丸となって感染対策に取り組んでいるという気持ちをいつも持たせるのが大切です。

証明書を発行してくれる除菌業者が気になる方は、こちら(mamoria)も見てみてくださいね!


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