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消毒液のアルボナースって効果ある?子供とつかっても大丈夫なの?

手指の消毒剤には色々なものがありますよね。

その中でもアルボナースはよく設置されていて、家庭用にも販売されているので、きっと効果があるはずだと思う人も多いでしょう。

ただ、アルコールの濃度が低い製品もあちこちで販売されていて、効かない消毒剤もあるのではないかと不安になることも多くなりました。

子供も安心して使えるような消毒剤が欲しいというときに、アルボナースは最適なのでしょうか。

アルボナースがどんな消毒剤なのか、子供が使っても大丈夫なものなのかを見ていきましょう。

指定医薬部外品だから信頼のアルボナース

まず、アルボナースの効果については信頼性が高いと言えます。
アルボナースは指定医薬部外品として認められている消毒剤だからです。

【指定医薬部外品とは】
もともと医薬品だったものが、法律の改正によって医薬部外品になったものです。

つまり、アルボナースは医薬品としてのグレードを持っていて、厚生労働省も消毒剤としての効果を認めています。

きちんと消毒できることを証明している製品なので、消毒効果については心配がありません。

ただ、最近では消毒できるといってもどんなウイルスに対して効果があるのかが気になる人もいるでしょう。細菌に対しては効果があったとしても、ウイルスには効果がないのではないかと不安になる人もいます。

確かにアルボナースはあらゆる種類の細菌やウイルスに対して有効性を確認して承認を得ているわけではありません

この真相を知るためにはどんな成分が使われているのかを見てみる必要があります。

アルコール濃度は低めでも有効成分入り

アルコール消毒が有効と言われているのは、70%以上の濃度があるアルコール消毒剤を使用した場合です。

実際には70%~80%くらいのアルコール消毒剤で効果が十分にあるので、このくらいの濃度の製品がよく用いられています。十分に高い濃度になっていればアルコール消毒はほとんどの細菌に対して効果があります。

また、ウイルスについても新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスなどに有効とされていて、一部のウイルスを除き、きちんと消毒することが可能です。

ところが、アルボナースのアルコール濃度を見てみると59%になっています。70%に満たないから効果がないのではないかと不安になるのももっともですよね。

厚生労働省も70%以上のアルコール消毒剤が手に入らないときには60%台のものでも使うと良いという発表をしていますが、その基準よりもさらに低い濃度なのです。

そう考えるとアルボナースでは消毒できないから、他のアルコール消毒剤にしようと思うかもしれません。

しかし、アルボナースは厚生労働省も認めている消毒剤です。アルコール濃度が低いのになぜ効果があるのかが疑問でしょう。

ただ、アルコール濃度が低いといっても59%なのであと一息で60%台です。60%の消毒剤と比較して大きく消毒効果が劣ってしまうことはないのは何となくイメージできますよね。

実際にはアルコールに対してとても弱い細菌もいるので、アルコールの効果だけでもアルボナースは消毒の役に立ってくれます。

実はアルボナースがもともと医薬品だったのは、医薬品の成分として認可されている有効成分を配合しているからです。

消毒に用いる成分としてベンザルコニウム塩化物がアルボナースには使用されています。つまり、指定医薬部外品としての本領を発揮するのはベンザルコニウム塩化物が使われているからなのです。

ベンザルコニウム塩化物溶液は殺菌消毒剤として認められていて、逆性石鹸として医療現場でもよく使われています。

0.01~0.05%で消毒できることが知られていますが、アルボナースにも0.05%のベンザルコニウム塩化物が含まれているので確かな効果があるでしょう。

ベンザルコニウム塩化物は幅広い細菌に対して有効な成分です。ウイルスに関しては十分な検証結果がありませんでしたが、コロナ禍の影響を受けてNITEにおける効果検証が行われました。

その結果、0.05%以上のベンザルコニウム塩化物は新型コロナウイルスに対して有効と発表されています。

NITEは独立行政法人製品評価技術基盤機構のことで、細菌やウイルスなどの微生物を扱うプロの機関です。

その検証結果から考えると新型コロナウイルス対策や細菌感染対策としてアルボナースは有望な消毒薬だとわかります。

使用感を向上させる配合成分も魅力的

アルボナースがよく使われているのは、このような有効性が示されていることだけが理由ではありません。

アルコール消毒をすると手がべたべたしたり、カサカサしたりしてしまって嫌だという人も大勢います。

アルボナースはこのような不満があることを考慮して、使用感を向上させるための工夫をしています。

ポリオキシエチレンラノリンなどの保湿剤を3種類配合することで、アルコール消毒のときにありがちな不快な使用感をなくしているのがアルボナースの特徴です。実際に使ってみるとベタベタどころからサラサラとしています。

また、カサカサの肌になるわけではなく、むしろ保湿クリームでケアした後のようなスベスベ感が生まれます。

このような工夫によって、アルボナースは多くの人から支持されるアルコール消毒剤となっているのです。

子供に使わせるときの注意点

アルボナースは確かに効果がある消毒剤だとわかっても、安心して使えるのかが気になる人もいるでしょう。

子供に使わせたいときには特に気にかけておきたいところですが、子供にも使わせて大丈夫なのでしょうか。

指定医薬部外品として認められているので、一般の人が家庭で使用してもあまりトラブルが起こることはないというのが厚生労働省の考え方です。

子供の手指消毒についてもアルボナースを使って大きな問題が起こることはあまりありません。

ただ、アルコールを59%含んでいることから、全くトラブルが起こらないわけではないので注意しましょう。

アルコールを使うと手荒れが起こりやすいことが問題になりがちです。

幼い子供がいるときには間違ってアルボナースを飲んでしまうようなトラブルも起こる可能性があります。親がきちんと管理して子供の手指消毒をすることが大切です。

また、うっかりボトルを倒してこぼしてしまうと部屋中にアルコールが充満してしまいます。

子供の発育に悪影響を与えるほどアルコールが充満することはありませんが、アルコールに弱い人はくらんでしまうなどのトラブルが起こる可能性があるので、取り扱いには注意が必要です。

本当の安心にはもう一息

アルボナースはもともと医薬品だったことを考えると、とても効果があると期待できます。

子供の手指消毒に使っても大丈夫ですが、手荒れや誤飲などのトラブルが起こるリスクもあるのは確かです。

必要なときに手指消毒に使うのにはアルボナースは優れていますが、本当に安心できるようにするにはもう一息何かできることがあったら良いのにと思いませんか。

子供がうっかり倒したり、飲んでしまったりしないように手の届かないところに置いておいて、必要なときに親が出して消毒させるのは意外に大変です。食事をするときや外から帰ってきたときにだけ使わせるのならまだしも、普段から手指消毒をさせようとすると負担が大きくなってしまいます。

かといって普段から消毒をしていないと不安を感じるのはもっともなことです。

この対策として魅力的なのが家の中を全部除菌してしまう方法です。

空間除菌によって家の中に感染の原因になる細菌やウイルスを減らすことができます。子供がいても安全に除菌できるMIOXという除菌剤も登場してきています。

空間除菌をして、外出したときにだけアルコール消毒を使うといった家にしてはいかがでしょうか。

空間ごと除菌する選択肢、マモリア(mamoria)の公式サイトはこちら

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