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西洋式セールス=廃業

最近、ZOOMセミナーの
監修を頼まれる機会が増えてきました。

長時間のセミナー映像を見ながら
本気で打開策を考えていると
もの凄いエネルギー使いますね(^^;

・・・・

で、こういう仕事をしていると、
常に感じることがあります。

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旧時代のセールス理論は通用しない
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という事です。

これまでのセールスと言えば、

・強い単語やメリットを強調する
・ベネフィットを主軸に置く
・実績や権威性でアピールする

という、男性特有の力技で押し切る
ゴリゴリセールスが主流でした。

いわゆるアメリカ式のセールスです。

一昔前の時代なら、
コンテンツビジネスも珍しかったので

売れる台本を読み上げたり、
心理学のテクニックを多用すれば
それなりに売れていたと思います。

が、今の時代は、

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似たようなサービスが乱立している時代
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です。

そんな時代に売れている商品って
ベネフィット以外の部分で
選ばれていると思うんですよね。

例えば、

僕はダイビングが好きなのですが
「NDS」という超マニアックな
機材メーカーを好んで使っています。

小さな会社で、取り扱い業者も少なく
認知度も低いメーカーです。

ダイビングの機材メーカーは
山ほどあるのに、あえてマイナーを選ぶ。

その理由が何かと考えた時に
販売実績や、機能的価値ではなく、

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感情的・情緒的な価値
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で、選択をしている自分に
気が付いたのです。

NDSはハンドメイドにこだわった
職人集団の純国産メーカーなんですよね。

海外で作られた量産型と違って
一つ一つが丁寧に作られているんです。

もっと安くて、同等の機能を
提供している機材があったとしても、

「こだわる姿勢がカッコいい」
「職人さんを応援したい」

などの何となくの理由で選択しています。

で、このNDSですが、
レギュレーター(息を吸うやつ)が
16万円ぐらいします(^^;

ただ海中で呼吸するだけなら
3万円ぐらいのモノで十分なんですよね。

でも、職人さんの熱意に惹かれて
10万円以上高くても、迷わず購入する。

ということは・・・

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感情的・情緒的な価値は
10万円以上もの価格差を超越する
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という事です。

当たり前かもしれませんが、
なかなか実践している人は少ないです。

もし、自分のビジネスに
感情的・情緒的な価値を加えたら、

・業界標準を無視した価格で
・根強いファンから感謝されながら

最高な形で商品を提供できるという事です。

極論言うと、どこでも見かける
ありふれたサービスだとしても、

見せ方(魅せ方)を変えるだけで、
売上の桁も、お客さんの質も変わります。

では、

「どうすれば、共感を生み出す
 感情的な価値を生み出せるのか?」

ですが、

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ビジネスの中心軸に哲学を置く
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という事です。

樹木で例えると、哲学は太い幹であり、

コピーライティングやマーケティング
SNSやツールは、枝葉の部分です。

最新のトレンドとか
売れるマーケティングとか

そういう問題の前に、根本の思想や
ベースとなる文化を変える必要があります。

世の中で成功している人は、
頭がいいとか、才能があるというより、
哲学的な思想を持つ人が多いです。

哲学や美学がある前提で
最先端のマーケティングが加わった時に

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数値だけでは計れないほどの
ブレイクススルーが起こる
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と思います。

すべての始まりは思想や理念、
哲学やマインドの部分だったりします。

ここを変えなければ、
ビジネスは安定しないと思います。

では、どうすれば哲学という観点で
マーケティングを構築すればいいのか?

その話は、かなりコアな話なので、
また後ほどしようと思います。


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