普通に生きたい僕であった(20)
「1時間目は…英語です。英語の本、ノートなどを持ってこのクラスに行ってください」先皆はチリ、僕はテレパシーで先生の考えていることを読もうとしたが、何も聞こえなかった。
やっぱり。 僕はとりあえず僕の英吾の教説を見て、透視でチャチャッと教室を見つけた。「ここか…」僕はだらり、ぼそりといった。なぜかというと教室はここから一番遠いj反対側の校舎だからだ。
僕は仕方なく歩いていると、1人の女子が迷っていた。その女子こそ市川さんだ。「どうしましたが?」僕は問いかけることにすると、僕に気づいたらしく、僕の方に歩いてきた。
「教室が分からなくて…」そういえば彼女は転校生だったな、と僕は思い、教室の組を聞いた。“4組です”僕はいくら記憶がファイルにセーブできるといっても、自動的にされるわけがない。自分でいちいちやらないといけないし、セーブするときは少し疲れるので、何でもはセーブができない。だから必要ないと思ったものはセーブしたことがなかった。クラスの場所もそうだ。なので、いつもどこにあるか透視で見て、普通の人のように何回かいって覚えなければいけない。措置は面倒だが、フォルダーにすべてのクラスをいれたら大体1時間ほど寝ないと完全には体力が戻らない。そんだけこの学校にはクラスがあるんだ。しかも、家に帰って寝ればいいが、僕はめんどくさくてしていないというのも1つの理由だ。
「んーとー、…え?」僕はピタリと動きを止めた。「今、しゃべった?」僕は彼女の方を向くt、彼女も自分を見て驚いていた。「しゃべれ…る」彼女は目を丸くして、動かなかった。そこへ、1人の人間が来た。
「お、井辺名か。どうして彼女といるんだ?」それは真面名忍法だった。「そっちこそここに何をしにきてるんだ?」「いや、こっちに教室があるんだけど」僕は思い出して、目を点にした。
「ああ、そういやあそうだった。」彼はまた真面な顔になり、僕に聞いてきた。「んで、そっちは何をしてるんだ?」僕は彼に説明した。「彼女は転校生だから教室が分からないらしいんで、教室を教えてあげようとしていたところに君が来たってわけ」彼は僕と彼女を見てから、歩いて行った。「んじゃあ邪魔しちゃ悪いね」嫌な予感しかしなかった。「まあそれでは行きますか」僕たちは廊下を歩き、歩いた。
「ここです」中にはもう数十人の生徒がいた。「僕もここなので」僕も中に入り、適当な席に座った。周りではワイワイと話している男女生徒がいた。
それから数分後、ベルが鳴り、先生が入っていた。「これから英語の先生になる谷川です」黒板に谷川古都美(たにかわことみ)と書くと、頭を下げた。「よろしくお願いします」
先生は可愛いというかどちらかというとイケメンの方だった。体もすらりとしていて、あざ一つない。髪は短めで、太っていない。体育の先生にもなれそうな先生だ。
「よろしくお願いしまーす」皆も頭を下げた。
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