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「ありがとうございましたー」2人が出ていくと、僕はベッドに入った。
「それにしても…」僕は頭の中で考えた。
可愛かったな~ 1人だからそう考えていると、急に知り合いが出てきた。
「へー、井辺名ってそういうタイプだったんだー」その声は古見だった。
どうやら無意識に思い出してしまったらしく、慌てて忘れようとした。
今は8時半。
「はー」僕は目をつぶり、サッと寝た。なぜか僕は寝るのが得意らしい。
今日はひしゃしぶりに夢を見た。…しかし、それはとても見てはいけない夢だった。
お父さんだった。お父さんだけは僕の超能力を知っていたはずだった。
はずだった…
お父さんは1年前、重い病気で倒れこんだ。このとき使おうとした超能力、名前は不死人間だ。それは誰でも生き返らせることができる。と言っても重い病気や殺し、事故などで死にかけている人しか助けることができない。もしもそうすると、その人は寿命以外で死ぬことはなくなる。交通事故にあうと、かすり傷一つなしで生きているということだ。不死人間は1回しか使えないということをなぜか僕は知っていた。僕はお父さんが大好きだった。お父さんを助けたかったが、それを使おうとしたが、お父さんはそれを拒否した。「何で…」僕は泣いた。僕はお父さんのことが何より好きだった。
「その力は重要だ。大切な人に使え」その言葉が最後だった。それから数分で、息を引き取ってしまったお父さん、あの優しかったお父さんは戻ってこないと思うと、心が苦しくなった。死んだ人を取り戻す超能力は持っていなかった。僕はそのことを思い出したくなくて、自分の超能力で封印したはずだった。しかし、どうやら僕の超能力にはいつも何かの負けというものがあるらしい。記憶を封印超能力は、封印わけではない。体のどこかにしまうだけだ。なので、よく消したはずの記憶が夢に出てくることがあった。
「井辺名」その声はお父さんだった。「お父さん!」僕は駆け寄り、ぎゅっと抱きついた。感触はなかったが、お父さんだった。いつの間にか僕は1年前絵に戻っていた。使えそうな超能力の量が減っているのをわかった。
「元気にしてるか?」「うん」僕は嬉しくて抱きしめるのをやめられなかった。「まあ封印されてしまったがな」「ははは…ごめん」僕は誤ったが、頭の中はお父さんと会えたことの喜びでいっぱいだった。
「学校は楽しいか?」「うん!お父さんがいないから寂しいよ」「お母さんに嫌われていないか?」お父さんは僕のことをたくさん心配してくれた。「うん!お母さんはいつも通りだよ」「そうか…」お父さんは遠くを見てから言った。
「友達は増えたか?」「うん」僕はうなずいた。
それから少しの間話すと、起きてしまった。
彼が言った最後の言葉は…「いつも見守っているからな」だった。
多分実際の時間では8時間半ほどだったかもしれないけど、1日に感じることができた。
起きると、僕の目には涙がたまっていた。僕はもう一度お父さんと会えたんだ。
起きる時間はいつも5時だった。
僕は朝ご飯を食べ、少しの間僕は部屋で小さな超能力の練習をしていた。1カ月から4カ月の間に僕はなぜか超能力が頭に入ってきていた。僕は今から欲しいと思うのは1つの超能力だった。
死者と話す超能力。違う言い方で言ったら寝ているときや、起きているときでもいいから死者と話す事が出来たらいいと思っていた。
僕は学校に行き、新しい一日を始めるところだった。「おっはよー」僕が教室に入ると、みんなが自方(自分の方法(たぶん存在しません))でおはようと言ってくれた。
お父さん、僕は幸せな人生を送っています。僕はノートにそう書くと、その1ページを燃やした。そうすると向こうに届くと思ったからだ。