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「それで、これはいつまでかかるんですか?」「約12時間だ。」「じゅ、12時間…」
僕は驚いた。
軍に入るだけに、ここまでがんばる必要はあるのか?
「それが入りたい人はたくさんいるのですよ。無論、報酬のためだ。」手下が短く説明してくれた。
「と、いうことだ。」そう先生が言うと、手下が口出しをしてきた。
「王様、私の考えを自分が考えたように言わないでください。」
「す、すまん。」王様も言い返さなかった。

それから20分が経つ、皆が終わりまでたどり着いた。皆はへとへとだ。「それで、次は何ですか?」ガーネさんが王様に聞いた。
「次は矢を打つやつだ。」「矢を打つやつ?」僕は質問したが、彼もいそんなにわかっていないらしく、「まあ見てろ。」と素早く言ってきた。
まるで、こういっているかのようだった。
これ以上に質問をしてくるな。
「それでは弓を持て!」皆は手に弓を持った。
前に魔法で簡単にレースをやり終えた人はまた魔法を使いだした。
彼は、弓を持ち、矢を放った。
だが、放つときに、何かの魔法を言うと、矢が曲がり、的のど真ん中に当たった。
それから、すべての矢をど真ん中に命中させ、弓の方に入った。
ほかのひと達は少し大変そうだった。
「皆どもよ。少しヒントを差し上げよう。」王の手下が、地面に飛び降りて、弓矢を手に取った。
彼は普通なら届かないはずの的を狙おうとした。ほぼ300mほどはある。「重心はがどこにあるか、矢の向き、想像力、集中力。その4つさえできればこのように…」彼は矢を上の方に飛ばし、弓をおろした。「ど真ん中に当たる。」矢は、的のど真ん中に当たり、突き破った。
「構えてみろ。」皆が構えると、一人一人、見て、直していった。
僕はあることを不思議に思って、質問した。「これはテストなのでしょう?なぜ助けるのですか?」「皆を守るためだよ。」「?」僕は意味が分からなかった。「どういう意味ですか?」「弓矢は遠距離攻撃がメインだ。だが、刀などで向かい打つと、必ず切り捨てられる。」「それでは魔法使いになればいいのでは?」
すると、王様はトンと手を叩いた。「その方法があったか。ちょっと来てくれ。」手下が戻ってくると、こそこそと何かを言っていた。
「よし、すべてが当たった人と当たっていない人で分かれろ!」皆が分かれた。
「それでは当てることができなかった人!この岩に魔法をかけろ!壊せた人が次に行くことを許可する!」皆は自分が持っている一番強い魔法をかけたが、びくともしなかった。
「ちょっとトイレに行ってきます。」僕は席を立って、塀の反対側に飛び降りた。
「それでは始めるか。」僕は体にシャドウボディと右目にブラックアイを使い、左目は最近覚えたシャドウクリエイターで、どうアイのような火を作り、隠した。
僕はわざと壁をダークネスソードで壊した。勿論正体はガーネさんとお父さんしか知らない。
「お、お前は誰だ!」王様は驚いたが、お父さんが「止めなさい」と、止めた。
お父さんの顔は少し面白がっていた。「いったい彼は何をするのか…」スタジアムは静まり返った。

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