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〈ああ、そうだとも〉声が聞こえてきた方を見ても天井しか見えなかった。「どこにいる」金木は周りを見た。〈ここだ〉彼がそう言うと、天井が揺れだした。しかし、地震ではない。地面は揺れず、壁も揺れていない。天井だけが揺れているのだ。ついに点所用が落ちたが、皆に当たるぎりぎりの場で止まった。と思うと消えた。跡形もなく、そこにいる人はいったい何が起きたのかわかっていない。〈もう一度言う、私のゲームへようこそ〉そこには4人いた。「「「「「「「「「お前…」」」」」」」」」皆が目を吊り上げた。ササミ意外。「え?名人が起きてるの???」「ちょっと下がってて」その場の雰囲気が一瞬で変わった。皆の前にはサラリー殺し、小四郎、詩愚弄、バグった黒い人間だ。「よくぞ来た」バグった人間が言った。「私の名はヴァンダリスだ。よろしく頼む」3人驚いた。ササミ、ココミと井辺名だ。「本当に戻って来たとはな、何年ぶりだろうか。最後に見たのは…4年前かな」府氏橋が前に出た。「お前か、このゲームを作り、こいつらを集めたのは」666番が警戒した。「しかし私が出した2人はいったいどこへ…」ヴァンダリスは周りを見た。「あいつらか?そいつらならもう始末してある」井辺名が壁に触れると、その壁に画面が現れた。そこには2人の人間ではない人間が縄に結ばれていた。「縄に結ばれたぐらいで簡単に逃げ出すことができるはず…」しかし…「これは特殊な縄でね、この壁を罪穢用として作ったんだ。君しか簡単には壊せないと知っているからね。彼たちにはそう簡単に壊せないよ。色は縄に似ているけどこの壁と同じ硬さを持っているよ」「ということは君が見つけたということか。この力を。この人から引き離す力を」ヴァンダリスは真剣な顔だった。といってもなかなか見分けがつかないが。「人間から引き離す力とはどういうことだ」ヴァンダリスは冗談を言っていないことなど分かる。ヴァンダリスは神本人だ。もしかすると髪よりも上の位かもしれない。「私は消える前にある力をこの世に宿した。誰かが気づいてくれればいいと思い。しかし誰一人見つけてくれはしなかった。そりゃそうだ。ある場所に行かないと行けないからだ。私はある場所にその力を発動させるきっかけを作った。そして君はその場に足を踏み入れたのだ。君はどうやらかくれんぼをしていてその場に足を踏み入れたらしいな。それから色々と覚えたじゃないか。しかし君が一番最初にその力を習得した。君は今、この人間世界で一番強い人間だ。瞬間移動、テレパシー、テレキネシス、様々な力を手に入れている。」「それがどうした」「それをりようして妖王を殺してみないか、今の君ならできるはずだ。」彼は黒い顔でにやりと笑った。「拒否する。それに妖王とはいったい何者だ」「妖王とは妖怪の世界、妖界で一番上位の妖怪、妖怪世界では最強の生物、しかし妖怪の世界で最強でも地球では最強とは限らない。最強の人たちはここにいる。私たちで妖王を倒してみないか。妖王が原因でこれから数十年後、地球は戦争状態に戻る。どうだ、乗ってみないか」ヴァンダリス、バンダイルスは手を差し出した。「俺は…」彼は一息はいた。…「俺は…」

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