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僕は自分がどこかに行ったことをばれないために僕のクローンを作ったのはそちらもご存じだろう。だが、もう一人作ったのだ。その人物こそさっきまで僕といた僕のクローンのクローンなのだ。今までに数回あったが、クローンを作る時、一瞬でも他のことを考えるとそれがそのクローンに付け足される。なので、僕が僕のクローンのクローンを作っているとき、僕はガーネさんに呼ばれた。急がなくてはという心をもってやってしまったので、今頃何かをしているのかもしれない。だが、ほっとくわけにはいかないのだ。見た限り僕のクローンは成功した。だが、僕のクローンのクローンは失敗したのだと察した。何かの感触を感じたのだ。言葉には表すことのできない感触を。

「ん?」ガーネさんがくっさ村の方向を見た。「どうした?」僕は彼女の向いている方を見たが、何も見当たらなかった。「そこに誰かいたような…」僕はそれが自分なのかは分からなかったが、その可能性は高かった。「とりあえず彼女はどうする?」僕は横でずっと突っ立っていた彼女を見た。「とりあえずここら辺を見せてあげたら?」ガーネさんはお願いしたかのように僕を見た。「はいはい、分かりましたよ」僕は全く遠慮なく彼女の手をとって走り出した。
「うわー…」彼女は目を丸くしていた。「いい場面にお邪魔するんだけど名はなんという?」彼女はハッとして僕の方を見てきた。「名前を言わなくてごめんなさい。花野恵・崎野と言います」彼女はそういうと、宝石屋に突っ込んでいった。
「あ、ちょっと~」僕が連れまわすはずが、僕が振り回される羽目になってしまった。
「フー、」僕は山の頂上で寝転がっていると、空を何かが通った。「ん?」僕は目で追うと、地上まで舞い降りていた。
「何だあれ?」僕はシャドウアイで見たが、何一つ情報を得ることができなかった。「ということは…」僕はその人物が黒んだということを悟った。なぜかというと、度の生き物にも何かしらの情報はあるはずだ。だが、何かの不具合でクローン、シャドウクリエイターで作られたものは情報をこれぽっちも持っていない。なので、クローンだと察した。
「どうしたの?」彼女はまだ気づいていないいらしい。「いや、何でもないよ」僕は彼女に迷惑をかけたくないため、まっぴらな嘘をついた。それに僕の本物にも面倒を擦り付けたくないからだ。だが、見てみたいとも思った。
「…」僕が見た限りその人物は本物の僕が作った何かだろう。「…あ…」僕はあることを思い出した。
「そういえば…僕のくろんはどこ行った?」僕のクローンとはさっき言っていた本物の僕と一緒に群と立ち向かい、ぶちのめした人の話だ。そのクローンのクローンを僕は一切見ていなかった。僕が作られてから少しの間は見たが、突然気が付かぬ間に消えたのだ。「ヤバい、」僕は走り出した。その後ろに僕を何が何だか分からない目で見ているサキノさんが僕を見ていた。
この町が…危険だ

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