見出し画像

「まずは川までもっていくよ」彼は外に出ると、僕を呼んだ。
「あ、うん」僕は彼の所まで行くと、彼がゾンビもつれてこいと言われた。
「え~…」僕はしぶしぶゾンビを連れて回り始めた。
「あ、あそこにある」僕は1つの小さな川を見つけた。
「いい川だね。このゾンビをおぼれさせるのにちょうどいい」そう聞き、僕は驚いた。
「おぼれさせる?」彼はうなずき、川の中に入ってくれるかといわれた。
「う、うん…」僕は川の中に入り、ゾンビも入ってくるのをただ見ていた。見ていることしかできなかった。
「うん、それじゃあ出てきていいよ」僕は泳ぎ出て、彼に聞いた。きつく。
「いったい何を考えてる」彼は静かに僕を見た。「あのゾンビ、ダイヤモンドのヘルメット着てるでしょう」僕は水の中で歩いているゾンビを見た。確かにダイヤモンドのヘルメットを着ていた。
「あれがいるんだ。僕たちには」僕は叫んだ。「だからっておぼれさせなくてもよくない」すると、彼はえ?という顔で僕を見てきた。「僕が殺すとでも?」
「う、うん。だっておぼれさせるんでしょ」僕は怒ることも忘れていった。「ないない、まあ殺さないといけないことはあるけど…」僕はそれを聞き、とっさにいた。「やっぱりことすんじゃん」すると、彼が続きを言った。「今殺す理由、無くない。それに殺さないし」僕は驚いた。「殺さないって?」
「だってあいつ、ドラウンドになるんだから」僕は首をかしげた。「どらうん…ど?」彼はうなずいた。「ドラウンドになって水の中でも泳げる代わりにゾンビの時に持っていた防具とかアイテムはすべてドロップしちゃうってわけ。でもその後また拾えるから厄介なんだよね。」彼は想像していたのか、自分で勝手にうなずいていた。
「そうだったんだ」僕は少しほっとした気がした。「んで、どうしてゾンビにそんなに木をかけるわけ?」彼は僕の顔をじっと覗き込んだ。
「それは…」僕は戸惑った。そもそもなぜゾンビなんか自分を攻撃してくる生き物…というかもう死んでるか。死後の生き物を助けようとか考えたんだろ。別にそれで利益があるってわけでもないのに。僕は悩んだ。悩みすぎて、もう少し悩んだらひっくり返るかもしれないと思ったほどだ。しかし、答えは浮かばなかった。
「まあそれはいいか。回収に時間だ」彼は水の中に入り、僕を読んだ。「拾わないと」僕は思い出し、水の中に飛び込んだ。
んっと…ここか ダイヤモンドのヘルメットを見つけると、ひろ行った。すると、真横に緑の生き物がいた。目は水色に光っていて、手には…フォークみたいなものを持っていた。
「危ない!」彼に叫ばれ、僕は横を見た。その意気もを見ると、僕は一瞬恐怖を感じた。「それがドラウンドだ!それにトライデントを持っている!」僕は驚き、逃げようとしたが、泳ぎ始めたのが遅かった。ドラウンドがトライデントを投げてきて、僕に刺さった。「いたッ!」僕は歯を嚙み締めた。大ダメージを受けたのが分かった。
ヤバい!僕は焦った。このままではやられてしまう。死んでしまう。リスポーンができても帰ってくることはほとんど不可能だ。戻り方が分からない。
僕は頭をできるだけ早く回した。