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「聞きたいこととは?」僕はお父さんの目をばっちりと見て聞いた。
「お前はいったいなぜ、こっちの方角に来ている。」
「なぜって相手の動きをできるだけ封じるためですよ。」僕は真剣に言ったが、お父さんはいったい何を言っているのだという顔で見てきた。
「お前はあることを一つだけ、間違っておる。それは方向だ。お前は全く違う方向に言っているぞ。」僕は驚き、シャドウアイを使った。
「あ…」僕は方角を見ると、本当は来たのは図なのに、東北に進んでいた。「…ハー。」ガーネさんはため息をついた。
「ガーネさんはどうしました?」僕はくるりとガーネさんの方向を見た。
「いや何でもないわ。ただ猛スピードで走り出たエルゼンさんの方向感覚がくるっていたのにあきれただけよ。」どうやら止めたのに走り出た僕に対してまだ怒っているらしい。
「うっ。」僕は大ダメージを受け、地面に倒れた。気づくと、僕はどこかの部屋にいた。僕の魔法のように暗い部屋だ。全く何も見えないが、壁を伝っていくとドアがあった。
奥からは、話し声が聞こえてきた。「…」僕は無口でナカイはいると、思いがけない人がいた。
彼は完全に黒く、目だけしか見えなかったが、記憶にばっちりと刻まれていたため、見てからすぐに彼だと分かった。
「お、お前…」僕はダークネスソードを取り出したが、ガーネさんに止められた。
「まあまあ、とりあえず座れ。」彼は僕に黒い席をよこした。
「どうして敵と話しているんだ?」僕は全く意味が分からなかったので、ガーネさんが説明してくれた。

僕が倒れた後に…

「どうしました?」ガーネさんが呼びかけも無論気絶している僕は答えることができない。
「どうしましょうか」ガーネさんはお父さんに聞くことにした。
「私の所で休ませては?少しはなしもしたいですし。」その声の持ち主はお父さんでなかった。
「誰だ!」お父さんとガーネさんは周りを見たが、どこにも声の持ち主は見つからなかった。
「ここですよ。」その声は下から聞こえてきた。どうやらお父さんの影内から聞こえてきていたらしい。
サッと犯人は出てきて、少し離れた。その体は今と同じく、完全な黒の中に2つの赤い炎のような目がきらめいていた。
「お前は誰だ!」お父さんは剣を抜きだしたが、その剣は気づくともう一人の手にあった。
彼は剣を地面に落とし、こういった。
「今は戦いに来たわけではありません。少し、あなた方と話したくて伺いました。」
その言い方からして、全く嘘だと疑うことができなかったので、仕方なく受け入れた。
「それで?お前の名前は何だ。」「僕の名前ですか?僕の名前は…」
エグレス・エルゼンと申します。」「え?」

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