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次のいたずらはもう考えていた。
今度のいたずらは、少し大胆なものだった。
学校の裏で色々なことをするんだ。
前の仕返しといっていいだろう。
私は言っていることがわからない人二だけは説明しよう。
裏でするというのは私たちが学校の知らないところで様々なことを皆に言うということだ。
私達にはそういうことが得意な人を知っていた。

私達はその人に話そうと思った。
放課後に4人でその人の家に行くと、すぐに許可してくれた。
私たちはまず、学校のWi-Fiワイファイのパスワードを教えてもらった。
いつもは学校通いしてくれたパソワードを使っている。
だが、客などが使えるゲストがあるんだ。
だが、生徒は誰もそのパスワードを知らなかった。
パスワードさえわかればそれを使って好き勝手出来る。
だから、それを皆に教えれば学校が制御していることもすべてできるようになる。
学校は困るということだ。
私は赤いノートにパスワードをメモすると次の日を待った。

次の日にはほかの紙にパスワードを書き、一番ばらしそうな人の机に入れておいた。
思った通り、彼はその情報をたくさんの人にばらし、学校が制御できなくなってしまった。
私達はそれを見て楽しんでいた。蓮太のことはわからないが。
仕舞いには学校がWi-Fiワイファイのパスワードを変えてしまった。
また同じことをするのは面白くない。なので、今度は違う方法を使った。
今度は学校中にトラップを仕掛けることにした。
この学校には今のところ、正門と北門と南門と下駄箱にしかない。
下駄箱には前のいたずらで学校が仕方なくつけたのだった。
そこら中につけるような苦労はしないと思う。
このいたずらでつけないといけなくなるかもしれないが。

『カット!』とても久しぶりに止められた。
マネジャーはずっと何かをしていて、こっちに見向きもしなかったからだ。
マネージャーは私に向かっていった。『そこはつけざるを得なくなるだ』
私は心の中で同意したが、口は閉ざしたままだった。
確かにそのほうがかっこいい。『やり直し』

このいたずらでつけざるを得なくなるだろう。
私はまず、軽いトラップを作った。
とても細い糸を手に取ると廊下に張り付けた。
これは、足が引っ掛かり、こけるためにあるものだ。
すぐに次のトラップを咲良さんが作っていた。
それはやんちゃな男女用のものだ。
地面にたくさんの紙を置いておいた。
廊下だけにだが、それでも効果的だろう。
廊下を歩く人ならそれを踏んでもなんてことない。
だが、廊下を全速力で走る人がいればそれで滑ると思ったのだろう。
どちらかというと咲良さんは学校に好感度的だ。
私は試してみたが、結構痛かった。
数分は頭がギンギンした。
優真さんは一番やばいものを作ったと思う。
賢いし、頭いいから色々ないたずらを考え出せるのだ。

『カット!』元気のいいマネージャーの声が飛んできた。
「何ですか?ちょうどいいところだったのに」そこまで止められていないのでそこまで腹は立たなかった。
『今2回同じことを繰り返しただろ、賢いし、頭いいって』私はぎくりと心の中で反応した。『やり直し!』

賢いから色々ないたずらを考え出せるのだ。
もっといいことに頭を使ったほうがいいと思うが、これでもこの学校では結構の人気者だ。
ある男子には勝ってないけど。
彼が考え出したのは、一番やばいといったが、本当に一番やばいものだった。
彼が考えたのは…
悪魔だ。

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