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『…』アノ二は言葉を無くしたままでいた。「いったい何をした」金木は彼の点を信じることができなかった。「まあ少しブーストしただけだね」彼は普通のことだというように言っていたが、他の人たち、誰一人普通には思わなかった。「普通じゃない。なにをした」カナデは諦めずに聞いた。「だから普通にブースト下って言ってるでしょ。僕の…!?」彼は急に口を止めた。「どうした」彼は井辺名がいる部屋の方向を見た。「い、いや…何でもない」彼はだまそうとしたが、それは効果的でなかったのだろう。誰一人安心しなかった。「「「「「「「「「君はいったい何者だ」」」」」」」」」皆が声を合わせていった。「僕は…この世にいてはいけない人物だ」彼はそういっただけで何も言わなかった。
『と、とりあえず次の部屋に行って』アノ二に井辺名は救われたのであった。壁が崩れ落ち、次の部屋が現れた。次の部屋では皆が1つの部屋に集まり、2つボタンがあった。1つは緑で、1つは赤かった。『この一つは正解で、次の部屋に行くことができる。しかしもう一つを押せば…君たちにわかると思う』今度は声だけが流れてきた。
「これは簡単だ。緑を押せばいい」デリルガが馬鹿のことをしようとしたので、皆が止めた。「これも何かトリックがあるはずだ」忍座がそう言うと、府氏橋は同意した。「もしかしたらこのボタンが2つとも外れだったら?」ササミがそう言うと、皆がぎくりとした。「も、もしかしたらって話だからね」
もしもこれが2つとも外れだったら…しかしそれならボタンは他にどこにあるんだ 皆は周りを見て回った。しかし、誰一人いい情報を持って戻ることはなかった。「ということはこれが本物ということじゃないか?」デリルガは提案したが、他の人は1人もその案に同意しなかった。「今までの経験からしてこれもトリッククエスチョンだ。それだけは確実だね」そちらには皆が同意した。
「それならそのボタンはどこにあるんだ?」皆は首をかしげた。誰一人分からないのだ。「少し試してみたいことがある」ココミがある提案をした。「ねえ333番さん、ちょっとここをけってみてください」333番は意味が分からなかったが、とりあえず思いっきり蹴ってみた。しかし、思ったとおり少しも壊れなかった。日々さえ見えない。しかし、ココミはそこをけり続けてくれと333番にお願いした。蹴り続けていると、少しだけひびが入った。「何で!?私が思いっきり蹴ったとしてもびくともしなかったのに」333番は驚いた。「確かにこの壁は強い。普通の蹴りじゃ壊すことができない。しかし、どんなものでも不死身なものはないってこと。だってほら、井辺名君があの的を殴ったとき、勢いが強すぎて後ろの壁まで壊れたでしょ?あれもふじみなはずだから、あの時壊れたのはおかしい。だからこのまま蹴っていたらいいと思うってこと」ココミは自信たっぷりにいった。「ちょっといいかな」府氏橋が少しかる気で割り込んできた。「僕も蹴っていいかな?少しこの壁に腹が立ってね」すると、皆が角に集まった。「?みんな、どうしたんだ?」府氏橋は理由を分かっていない。「だって25万だよ?15万。そこまで強いのを食らったら私たち、体の一部も残らないと思う。」ササミはがくがくとしていた。「いや、足はもう少し弱いから」彼がそう言うと、ササミの顔が少し緩まった。「せーのッ」彼が壁をけると、壁の一部が完全に消えた。「あー!」ココミが焦った。「どうしたんだ?」府氏橋はン兄も悪いことをしていないかのようにいった。「ボタンが壊れたらどうするの!今のじゃボタンが吹き飛んでもおかしくないわよ!まあ今回の場所はボタンがなかったみたいだからよかったけど」それを聞き、忍差が話しに口を出した。「どうしてわかるの」「だって…」彼女は常識的なことを言ったが、皆は少し驚いた。

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