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速く走りたいので、スピードに極振りしました(26)

そうだ!
私は自分にとって最高な案を思いついた。
「いい案を思いついた」私が言うと、他のみんなは何か嫌な予感を感じたかのように後ろへ下がった。
「え?」私は皆を見た。「みんな~」私はココミに近付こうとしたら、避けられた。「何で~」私は目に涙をためた。
「いや、だってササミが考えることっていつも変なことだし。まあいつもなぜか成功してるけど」私は泣いて怒った。
「変なことってなにー!」「ごめんごめん」ササミはどうにか私をなだめようとしていたところへ助けが来た。「作戦って?」
私は涙をぬぐい、早口言葉のように説明した。「まずはコナミさんができたら爆弾を近くに設置してくれたらいいかな」コナミさんは爆弾を手に取り、ニッコリとした。「次には何かで木を吹き飛ばす方法は…」すると、皆が私を見た。「え?え?えー!?」私はびっくりした。「こういうのはササミが一番得意でしょ」「私?」私は頭をかしげた。
「だってササミはスピードだけ特化したプレイヤーなんだから」私はもっと驚いた。「でもナギトさんも」しかし、ナギトさんがスピードを見せてくれるとびっくりした。「50?もっと速かったと思ったけど」
「それは俺のスキルのおかげだ。名前は魔夜日死(まやかし)。これでは誰でもだますことができる。君が見たのは嘘の俺だ。」「嘘の…ナギトさん?」「そう。だから僕は全然早くない。木には魔夜日死をかけれないし、かけれたとしても切ることはたぶんできない。だってかけれないんだから。でも君ならできる。君はその葉を獲得したのだから」私は自分の持っていた葉っぱを見た。
「それと最後に何か光りはない?」私が言うと、皆が「「「え?」」」と同時に行った。「どうした」私は何かおかしなことを言ったか考えたが、分からなかった。「だって今…」3人は同時に行った。「「「真昼」」」私は驚き、慌てて外を見てから帰ってきた。(ざっと0.01秒)
「ほんとだ!」私は驚いた。「気が付かなかった。」「でしょ?」「でも、」私はまだ疑問があった。「その真昼がどうしたの?」すると、満足していた3人がずっこけた。
「太陽があるじゃん…」よろよろと力がないように立ち上がっているカナデが言った。「あるほど、で、その太陽がどうした?」私はあることを完全に忘れていた。
「光りがいるって言ってたでしょ!」ココミに強く言われ、私は思い出した。「ああそうだった」そこへある報告が入った。「近くまで来てるけどどうする?」私はどうやら記憶音痴らしい。
「何が来てるって?」私は目を天にして聞いた。「マジか…」ナギトさんまであきれ返ってしまっていた。「ほかのプレイヤーだよ」カナデもあきれながら言っていた。「もしかして記憶音痴?」カナデに言われ、私はとっさにこう言った。「違う!」しかし、3人とも私が記憶音痴だということを認めてしまっていた。まあココミはもっと前から知ってたかもしれないけど。
「それで、どうする?来てるプレイヤーとモンスターたちは」そこへ、ナギトさんが前に出た。「彼に任せたらどう?」彼はへクシラゴンを指さした。
「「「え?」」」