百不思議の小学校‐妖王(後半)
日本の中に貝日小学校という小学校がありました。
その学校にはたくさんの不思議なことが起きるという言い伝えがあります。100個以上もあると予想されているため、百不思議の小学校とも言われています。
この記憶は、何百年も前の記憶に見える。
「なあゲルガ。」
その声の持ち主は、どうやら妖王らしい。
「どうしました、ベルギー様。」その声は、僕の声だった。僕はどうやら昔の僕自身の記憶がよみがえっていたらしい。
僕は人間じゃないのか?
「この世界は未来、どんな世界になると思う。」彼は意外な質問をしていた。
「この世界の未来…ですか。平和だといいですね。」僕は空を見て、目を細めた。どうやら、未来を想像して、心が休まっているらしい。
「平和…か。」彼は急に黙り込み、空を見た。
この世界は平和だと何でもいいのか、この世界の平和とはいったい何のことなのだ…
彼の顔は、そういう風に見えた。
「お前はなぜ、平和ならいいと思う。」彼は空を見たまま、言ってきた。
「争いがないと命も落とされません。その方がいいでしょう。」しかし、そのすぐに、あるやばいことが起きた。どこからか、矢が飛んで来た。その矢は、妖王めがけて1直線に飛んでいき、ベルギ様は簡単によけたが、なぜか、急に倒れた。
「ベルギ様、ベルギ様―!」どうやらその時に、眠りに落ちたらしい。
記憶はそこで途切れていた。
僕の頭は頭痛に押し込まれていた。
「…」僕は気が遠くなり、ついに倒れた。
気が付くと、保健室のベッドにいた。そこには、他にも数人寝込んでいた。どうやらまだ目が覚めていないらしい。
「一体あの記憶は何だったんだろう…」奥では、保健の先生が誰かと話していた。
「まあ、一回教室に戻るか…」僕が立ち上がろうとすると、急に体に痛みを感じた。
「ングッ」僕は息をのんだ。足に痛みを感じ、立つことができなかった。
な、何なんだこれは!? まるで、足が死ぬほど何かに恐怖を抱いているかのように感じだ。
そこへ、保険の先生がきた。「置きましたか。動かない方がいいですよ。君の足はぁひびれているのだよ。なぜかね。」
「…」僕はベッドで横になり、考え事をしていた。
「やっぱりそういうことだったか。」僕はあることが分かった。
「やっぱりとは?」彼に聞かれたが、僕は何でもないといい、終わらした。しかし、本当ではあることが分かったおかげで、とても喜んだんだ。そのことは、
この自分が数百年前、同じ自分の体で魔王の手下になっていたということだ。
続きは他のはなしで分かります。
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