普通に生きたい僕であった(65)
僕はイルカを倒してみようと思った。
なので、僕は1匹のイルカを空中でキャッチした。
もがいたが、僕が空中を固めてつかんだからにはもう逃げることはできない。
僕は次のサイコロが来るまで研究してみることにした。
試しに切ってみたが、叫びとともに一瞬で回復した。
回復速度が半端ない。
度の生き物でも急所といわれている脳をさしてみた。
だが、まだ生きていた。
指した剣を抜いてみるとにいている間に回復して、初めから穴がなかったかのように回復した。
興味深かったが、次のサイコロが手に現れたのですぐに振った。
次では『地獄を見る』これはこのペナルティの中で一番最低だっただろう。
僕は、地獄のような時間を過ごすことになった。
周りには何もなく、何も聞こえない。何も見えないし自分の声が跳ね返ってこなかった。
完全に地獄の数分だった。
すごろくが手に出てきたときには落とすことしかできなかった。
すごろくは小さすぎて見えなくなるまで落ちると、1つの音が聞こえてきた。
コロン
すると、地面が現れた。
あまりにも急だったので僕は地面に崩れ落ちた。
数十秒は動けなかったと思う。
起き上がることができるようになると、ペナルティを見た。
だが、そこには『』何もなかった。
いったいどういうことかと思ったが、どういう意味はすぐに分かった。
ペナルティが存在しないのだ。
その時、前のペナルティのことを思い出した。
そこには小さく何かが書いてあった。
体を鍛えなおすと、僕は超能力で過去を見た。
そこには確かに小さく文字が書いてあった。
『次のペナルティは削除される』
どうやらさっきのペナルティの次は消されたようだ。
本来ここでどんなペナルティがあったのかはわからないが、とりあえずよかった。
そのまま地面に寝転がって次のサイコロが来るのを待っていると、空で何かを見た。
まるで飛んでいる馬のようだったが、人のようにも見えた。
起き上がって見てみようとしたが、立ち上がったときにちょうどサイコロが手に現れ、地面に落ち始めた。
止めようとしたが、僕がお父さんに頼んで超能力が通用しないようにしてもらったことを完全に忘れていた。
サイコロはびくともせずに落ちて、僕は次のところへと飛んでいった。
次では『頭を悩ませる』だった。
僕は小さな箱に入れられ、壁に穴ができた。
その朝気にも部屋がある。
どうやら迷路のようだ。
ペナルティの下にはまた小さく文字が書かれていた。
『迷路のゴールに到達するまでスキップされる』これは問題だった。
僕は進むと、試しに天井を壊そうとしてみた。
天井は壊れたが、だが、さっきのイルカと同じ、一瞬で修復した。
壁も壊そうとしたが、今度は普通に壊すことが不可能だった。
進んでいくと、今度は同じ道がループしているかのようだった。
今気づいたが、壁はも天井も地面も黄色で、時々変な文字が書かれていた。
例えば簑與鵜儺螺という文字や、蓁㿗琥堕簑彙というどういう意味なのか分からない言葉だ。
僕は進んでいくと、遠くに何かが見えた。
一瞬だったが、確かに何かが見えた。
壁を透視で透かして見ることはできなかったし、いったい何科なのかもわからなかった。
僕はそろそろと生き物の方向へ歩いていった。
そして、見た。
そこにいた、未確認生命体が。
ㅤ