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「お前が悪い」「いいえ、あんたが悪いんでしょう!」あれから10分ほど2人は喧嘩をしていて、老人は地面に膝をついたままだった。
「あんたら何してんの!」遠くから誰かの声がした。「ボスからの命令、届かなかった?直ちに集合しろって」その言葉を聞くと2人は突っ走っていった。

「皆のもの!」ボスはどデカい椅子から立ち上がった。「たった今、団員たちがほぼ半分たった一人に殺された」その場がざわざわと騒ぎ出した。
「なのでお前たちすべてに命ずる」ボスの目は刃のように鋭かった。「直ちにその男を始末してこい、これは私の行くものだ。必ず始末しろ!」
「は!」すべての車道キラーたちがその場を立ち去った。だが、333番、666番、1人の少女と333番につかまれているデリルガがその場に残った。
「お前たちも行け」だが、333番が首を振った。「名前も場所もわからない、行くわけにはいきません」その考えには全員が同意した。(デリルガ以外)
「お前たちは少し賢いようだな、そうだ。私は確かにその人物の名前も居場所も知っている。名は999番、かつて私の弟子だったものだ」666番が一番驚いた。「かつて…弟子だった」彼はうなずいた。
「奴は優秀だった。どんな仕事でも速やかに終わらせた。だが、ある日、突然と変わった。ある人物を命じたのだ。すると彼は激怒してな、この場を去った。999番というのは匿名だ。お前たち2人のようにな」彼は333番と666番を見た。
「それで、場所は?」少女が聞いた。「あの山を越えた場所だ」ボスはその一言を残すとその場を去った。「やることはわかっているな」デリルガは333番の手から逃げ出し、駆け出して行った。
ほかの人たちも追った。

山を越えるとそこには大きな建物があった。工場のようだ。「これが奴の基地だ。あまり手を出したくはなかったのだが殺せなかったとなると仕方ない」気が付くと横にはボスがいた。
ボスは333番太刀を見た。「忠告しておこう。この中は迷路のようだ。見つけるのは困難だろう。だが、あまり壁を壊すな。この建物の下敷きになりたくなければな」
そういうと、彼は建物めがけて走っていった。「了解!」わかっているのかはわからないが、デリルガは駆け出して行った。「本当にわかってるの?」少し333番は不安だった。今までの経験から考えるとデリルガはわかっていないだろう。「大丈夫だって、この建物を壊さなければいいんだろ?」簡単のように言っているが、彼はわかっていない。それがどれほど大変なことかを。

入る前から問題が起きた。「入り口はどこだ?」デリルガはきょろきょろと見まわしたが、見つからなかった。「とりあえず…」壁にめがけてこぶしをふるおうとすると、少女が突っ込んできた。
「いて…なにすんだよ」少女はため息をついた。「さっきの話、聞かなかったの?この建物を壊すなって言ったでしょう?」デリルガは思い出したかのような静差をすると、今度は壁を駆け上がり始めた。
「入り口発見!」彼は上にあるパイプに飛び込んでいった。「彼、いったい何者?」少女は2人を見た。だが、両方答えることができなかった。頭のおかしい男ということしか言いようがない。
デリルガは少しすると火のついていない暖炉に突っ込んだ。「ゴホゴホゴホ、埃で前が見えないな」デリルガはまずその場所から出て涙でごみを取り出した。
すると、前には一人の男がいた。まだうっすらとしか見えなかったが、敵かと思った。「お前が999番か!」すると、その男は頭をぶんなぐってきた。「馬鹿もん!お前のボスだ!」
「あ…」その威力が強すぎて地面倒れこんだ。「少しやりすぎたか…」

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