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「君の小学校に通う!」殺気の言葉を取り消したいといわれてから思った。
僕は彼女を改めて見た。「本気?」彼女は迷いもなくうなずいた。嫌な予感しかしない。

僕は翌日、彼女を見た。「本当に来たんだ…」僕はため息をつくことしかできなかった。
少し遠くの席に座ったが、1日目からたくさんの友達を作っていた。市川さんと僕は席に座ったまま本を読んでいた。
市川さんは小説を読んでいたが、僕は不思議百科事典を読んでいた。
この本は数千ページあり、初めは難しいと思ったがだんだんと面白くなってきた。今ではずっと読んでいる。
不思議なことがザクザクと書いてあり、本当には存在しないとされている宇宙人のことやUFO(Undefined flying object)のこと、ほかにもさまざまなことを知った。
宇宙人は実際にいるのだという。僕たちも宇宙人の1人だ。理由はこうだ。
『人』というものは人間からして人間だけだ。ということは人、人間は宇宙『人』ということだ。
僕は初め、信じることができなかった。だが、宇宙に行ってから分かった。これには可能性がある。僕たち人間は確かに宇宙人かもしれない。
だが、僕にもわからないことはこの地球以外に人間はいるのかということだ。だが、この本はそのことも答えている。
『人間は地球人以外存在しない』この本を読んでその理由が分かった。

人間はほかの生き物を人間と呼ばないだろう。
突然宇宙から空を呼ぶ円盤が飛んできてその中から人間に似た生き物が出てきたとしても人間とは呼ばないだろう。
例を挙げよう。
空から何かが飛んできたとする。それは人間に似ているが少し違う。それを君は人間と呼ぶか?それとも宇宙人と呼ぶ?
大体の人は宇宙人と呼ぶだろう。だが、もしも人間と呼ばれるのならば人間と同じような扱い方をしなければならない。
お金を持っていれば物を渡す、見た目に関係なく接する、人間に似ているが違う生き物だからと言ってむやみには殺さない。などなどだ。
だが、君たちは宇宙人を見ればたいてい3つのパターンに分かれるだろう。その1つは逃げる。その2つは警察などを呼ぶ、その3つは興味津々で写真や動画をとってしまう。
一番いい方法は1番だろう。もしも動画をとっていればやばいことになる可能性だってある。
考えてみよう。画面を見ていると視界が一瞬だけ遅れる。ということは一瞬で起きたことは反応が不可能だ。警察を呼んでいたとしても向こうは信用しないだろう。
1番の逃げるはできるだけ遠くに避難することができる。もしも殺されればどうしても無駄だということだ。

最後にはこう書いてあった。『宇宙人は人間でもある。』
意味の分かる超能力はなかったのでこの意味が分からなかったが、そのまま読み続けた。
「よう!」一瞬で僕の目の前に少女は現れた。「こんなところでその速度を使ったらいけないでしょ」僕は忠告したが耳を貸さなかった。
彼女の後ろを見ると目を輝かせている少女や少年が突っ立っていた。「ほら、やっぱり」彼女は一切耳を貸さずに聞いてきた。
「ねえ、どうやって子供を作るの?」

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