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私+君‐私は二回から落ちたの?

これってやばいかも… 私は帰り途中に道に迷ってしまった。
右に行けばいいのか左に行けばいいのかわからなかった。
いつもの道じゃない方向へと迷い込んでしまったのだ。
しかも路地は確実に迷路だ。
ぐるぐる回ってさっき通ったところに戻ってきたことだってある。
私は完全に迷ってしまったようだ。
「ここはいったいどこ?」ついに海辺まで来てしまった。
もう完全に帰り路がない。私は全く分からないし、わかるわけがない。
全く知らないところへと出てきたのだから。
すると、天才なことを思いついた。
というと…
「すみません」私は近くのベンチに座っていた人へと寄った。
彼は顔を上げて私を見てきた。優しい穏やかな老人だ。
「〇✕学校はどこにあるかわかりますか?」彼は少し考えてから言った。
「向こうにまっずぐいけばつくはずだよ」
私は頭を下げるとそっちの方向へと歩き始めた。
もう一度お礼を言おうと後ろを振り向くと、あの老人はもう遠くで違う方向へと歩いていっていた。
まるで私が来た時だけあそこにいたかのようだ。
そのまま進んでいくと、意外とスムーズに家まで帰れた。
私が消えたのかと親は焦っていたらしく、私が家に踏み込むと犬のように飛びついてきた。
その後ろでは兄がぽかりと立っていた。
本当に彼は私よりずっと感情がない。
私は自分の部屋に行くと窓から反対がを見た。
そこでは君が勉強していた。「こんばんは」
君は私のことに気づいたのかにっこりとしてきた。
「今晩は」私は答えた。
君は窓際に歩いてくると、私に話しかけてきた。
「今日、迷子になったでしょ」私は心のなっかでぎくりと反応してしまった。
「なんでわかったの…?」すると、君は片手で腹を抱えて笑った。
少し笑いすぎたのか、腕がきしんだようだ。
「君がいなかったとき、家の前を見たら普通にわかるでしょ、君の名前を親が叫んでたよ」
私は顔がカ~ッと赤くなった。「そ、そうだったの…!?」私はその場でプルプルと震えた。
「まあそういう反応するよね…」君は噴出して、一切ほかの反応をしなかった。
私はその後、頬を少し赤くしながら親に怒った。
親はしょんぼりと聞いていて、何も言い返してこなかった。
そのことは終わったので、また部屋に戻ると君はまだ窓際に立っていた。
「まだいたんだ」もう話がおかしくなっていた。
君はそれに気づいたのか、笑い出した。
「何がおかしいの」私はできるだけ普通の不利をした。
だが、君は一瞬で気付いたようだ。
「いや、話がどんどん話がおかしくなってるし、もう何をさっきまで話してたのか覚えていないよ」
私は顔をそむけた。今は何色になっているのかわからないが、知りたくもない。
私が顔を上げると、君は消えていた。
「あれ?」私は窓に乗り上げて君の部屋を見てみようとすると、君は目の前に現れた。
私を驚かすはずだっただろうが、それはとても悪い方向へと向いてしまった。
私はバランスを崩し、落ちてほしくない方向へと落ちていった。
そのまま下まで落ち、私の目の前は真っ暗になった。

聞こえてくるのはたくさんの人が話す声、ガラガラという不思議な声。
目の前が真っ暗で何も見えなかった。
『私は』
目が開けれたときには目の前がくらんでいた。
『二回から落ちたの?』

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