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速く走りたいので、スピードに極振りしました(62)

ドスン! 私は地面に突っ込んだ。「いたたた…」私は起き上がるとドラゴンを見た。真っ赤な目は光輝いている。「ㇶッ!」私は駆け出して行った。考えても倒す方法がない。歯が全く立たない。
いったいどうしたらいいのかわからない。その時、いい方法を考えた。「動きを封じてみよう」突っ込んできたとき、捕食者を使った。
何も起こらない。
突っ込まれ、膨大な体力を削られた。「なんで!?」意味が分からなかった。『ボスにはそのスキル、使えないよ?行ってなかったっけ?バランスが必要だからね。結構の攻撃は捕食できないから』花見は当たり前のような口調で話した。「そのことをもっと早くに話しといてよ!」だが、もう何もいう気にはなれなかった。ほかの方法は…その時、いい方法を考えた。
壁を伝って駆け回るとだんだん竜巻ができ始めた。「よし!」ずっと回っているとどんどん竜巻が強くなった。ドラゴンもずるずると風に産むかって進みだした。抵抗しようと翼を羽ばたさせたが宙に浮くと逆効果だった。地面にしがみついていたのでほとんど動かなかったが宙に浮いたとたん、抵抗に耐えることができず飛ばされた。ぐるぐる回っているとき、壁にぶつかり、体力がどんどん削られていった。
いい作戦だと思っていたが、何度かつぶされそうになったこともあった。最後には粉々に消え、宝箱が現れた。だが、その宝箱も風に飛ばされ、壁にぶつかり粉々になってしまった。「あぁ…」ゆっくりと泊まると風も収まってきた。宝箱が壊れたのでその中にあったものが散らばっていた。宝箱の破片を1つとっておいた。「いったいどうやって出るんだろう…」私は宝箱の中に入っていたものを見た。「なんだろうこれ?」私は一つの宝石を拾い上げた。『ぁ、ぁ…ってかそれは転移の魔道具ね。一度しか使えないけどそれは大体外に持ち出せないよ。それがないと外に出ることはないんだから』予想外のことを私がしたかのような口調だった。
すべての落ちていたものを拾い上げると転移の魔道具を使って外に出た。「お、お帰り」外では焚火をして魚をむしゃむしゃと食べているカナデ達がいた。「私が苦労してたのになんで暢気に食べてるの!」私はぷんぷんと怒ったが、もうそれ以上怒る体力が残っていなかった。「まあまあ、ササミがいない間に僕がこれをとっておいたよ」ココミはポケットから一つの道具を取り出した。それは靴だった。2足あって私の足にぴったりだった。「おー、どこで見つけたの?」彼女は森の中を指さした。「あの中に落ちてたよ」私は尊敬した気持ちを取り戻したかあった。「まあ、これはどういう道具?」そこはカナデが説明した。「これはジャンプ力を上げる魔道具だね。結構の人は持っていないけどどうして地面に落ちていたんだろう?」カナデは首をかしげた。
足に就けると本当にジャンプできた。気よりも高く飛べてもう少しで雲を触れそうに思えた。「でもこんなものもらっていいの?」私はココミを見た。「うん、だって私は自分の力で木から木へと飛び回れるから」私はそれを聞き、目を光らせた。
ちょうどその時、遠くから叫び声が聞こえてきた。町のほうからだ。人間ではないモンスターの叫び声だった。
『第35回イベントが開始しました。脱獄モンスター』

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