見出し画像

「なんだ?こいつら」俺は俺は後ろから走ってきたホノを見た。
彼女はスライムを見てから近づいていった。
すると、スライムたちはホノから遠ざかっていった。
彼女は深くため息をついた。「私、スライムから嫌われてるみたい」
俺は十分その理由が分かった。スライムだからだろうか、それともホノから駄々洩れているからだろうか。強さが。
彼女からは誰でもわかるようなオーラが漏れている。
俺はぼそりとつぶやいた。「今なんて言った?」急に彼女からイラつきが現れてきた。
俺は慌ててなだめるとスライムたちを向いた。もう向いていたが。
「なんで来たんだ?」俺はスライムたちに訊いた。
1匹のスライムが後ろを向いた。
俺はスライムについていくと、そこには1匹の狼がいた。
だが、暗闇狼ダークウルフとは違う。もっと大きくて凶暴だった。
狼は俺を見ると、そのままにらんできた。
『お前は何者だ』口も開かず俺に話しかけてきた。テレパシーだろう。
俺も同じことを試そうとしたとき、頭の中にソウルの声が流れてきた。
無言言葉むごんわーどを習得しました』俺は目を丸くした。
試してみることにして、頭の中で言いたいことを考えた。
無言言葉むごんわーどを使用しますか?』俺は頷いた。
『通信中…通信成功』すると、向こうが一瞬びっくりしていた。
『俺はただのスライムだ』数秒ほど静かだったが、返事が返ってきた。
『なぜ話すことができる』それは簡単なことだった。
俺は少し考えるふりをしてから答えることにした。
無言言葉むごんわーどだろ、俺も今、それを習得した』
すると、予想外のことが起こった。狼が急に頭を下げたのだった。
その時は、いったい何が起こったのかわからなかった。
まさか襲う準備でもしているのかと思ったほどだ。
だが、どうやら違うようだった。
「我が主、今までどこにいたのですか」初めて話すのを聞いた。
まだ数分しかあってから経っていないが。
だが、そんなことよりももっと驚くべき儺ことがあった。
「あ、主!?」俺は完全に狂ったかもしれない。
もうおかしくなり、地面に沈んでしまった。
『強制的に捕食者を使用します』僕は気が付くと大きな穴の中に入っていた。
上からは声が聞こえてくる。「大丈夫ー?」僕は超音波の音量を莫大に上げてめちゃくちゃ上げて叫んだ。「大丈夫!」すると、上から2回ばたりと倒れる音が聞こえてきた。
慌てて壁を上っていった。
そこには暗闇狼ダークウルフとホノが倒れていた。
どうやら音の調整をやりすぎたようだ。
僕は2人を回復すると、一応マップを見た。
それから1秒後に、僕は他の仲間たちと逃げていた。
説明しよう。マップを見た時、僕は見てしまった。
そこにある赤点の数を。あの数と強さを見たところでは、あのめんどくさい鼠だろう。
もう捕食したくはないので、逃げることを選択した。
だが、あのどでかい狼は逃げなかった。「津波!」すると、僕たちの前から津波が押し寄せてきた。
1メートルとか2メートルのような小さな津波ではない。何十メートルもある巨大な津波だった。
「やっぱこっちに逃げろー!」

ろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!