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熊は大声を上げて地面に倒れこんだ。
「手を捕食したはずなんだけどな…」すると、目の前に熊の図が現れた。
『捕食したところは急所です』俺はオー!、と思ったが、真実を言われた。
『急所を一緒に捕食しました』ということは、急所を関係なくざっくりと捕食した、ということだ。
ーひどいな、お前 『それほどでも』ソウルはフンッと鼻を鳴らした。
ー一切ほめてないよ! 俺はため息をつくと、目の前で倒れている熊を見た。
腕を抱えてうなっていた。
「操作解除」俺はソウルに言った。
ーいたかったんだろうな… 俺は熊の前に立つと一言告げた。

いま、助けてやるからな。

『捕食者を使用しますか?』ソウルは提案してきたが、言葉は存在しない耳から出ていった。
「ヒール」熊が光り始めた。
ヒールとは日本語で回復、あまりにも命を捕食していたせいで回復魔法が使えるようになっていた。
俺は熊の腕を見た。
腕は回復していき、しまいには完全回復した。
熊は俺が回復したとも気にせず、俺に襲いっかかろうとした。
だが、急に止まった。
横の何かを見ているようだ。
「?」俺も熊が見ている方向を見てみると、背筋が固まった。
そこにはホノと暗闇狼ダークウルフがいた。
だが、2人からは膨大な魔力が漏れ出ていた。
怒りの魔力だ。
熊は大慌てで森の中に逃げていった。
俺は少しだけ失礼に思ったが、まあいいだろう。
「大丈夫?」ホノは俺にかけよってきた。
「うん、でもさっきの殺気は何だ?」俺はホノと暗闇狼ダークウルフを見た。
「えっと…」ホノと暗闇狼ダークウルフは目をそらした。
ぼくはため息をついたが、もうどうでもいい気がした。
「まあ、そんなことはどうでもいいとして、これからどうするんだ?」
俺は2人を見た。
「とりあえず戻りましょうか」ホノは俺を抱えると駆けていった。
その後ろからは暗闇狼ダークウルフが追ってきた。

「お帰り、というか言った何してたんだ、この数日間」村に戻ると、すぐに瘋癲フウテンが駆け寄ってきた。
「いやー、話せば長くなるよ」俺は今までのことをすべて話す勇気がなかった。
普通にだるかった誰だろうけど。「そのお方は誰だ?」彼はホノを指さした。
「まあ、ホノだ」すると、瘋癲フウテンが土下座をした。
「ホノ様、な、なぜここに…」どうやらホノはとても有名らしい。
俺は今まで待ったく気づかなかった。
「まあ、それはいいとして、いいものを手に入れた」僕は熊の手を吐き出した。
「こ、これは…」瘋癲フウテンは目を丸くしていた。
「いや、ついさっき熊が襲ってきて、腕を捕食したら逃げていったよ」ホノたちが殺気で逃げさしたとは少し言いにくかった。
「とりあえず、これで今日はパーティーができるよ、まあ熊の肉を捕食したい人がいればの話だけどね」
僕は回復魔法を試しに使ってみたが、もう死んでいたため、何も起きなかった。
『捕食してください』ソウルが言ってきたので試しにやってみると、体内で回復魔法をかけた。
「お、おー!」体の中で熊が作られていくのが感じ取れた。
「それじゃあ1体目、取り出すよ!」僕は熊を吐き出した。
「なんで…」瘋癲フウテンがぼそりと何かを言った。
「へ?」
なんでこの熊がいるんですか!