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「そろそろ出ないといけないと思うけど」僕は影がなくなってきたときに言った。
「そうだな、そうするか」彼は影から出ると、木をよけながら進んだ。僕は一度1本の大きな木の上に上がってから影から出た。そうすると、高いところから周りが見えるからだ。
僕が周りを見るおt、シャドウアイで相手の軍が見えた。「いた!」しかし、地面目掛けて一直線に落ちていることを僕は完全に忘れていた。
ドサ! 僕は地面目掛けて真っ逆さまに落ちた。地面に落ちる直前、彼が僕ん下に黒いスライムで幕をつくたが、まだ地面まで届いてしまった。「大丈夫か?」彼は僕を見てきた。「まあ一応大丈夫だ。ありがとう。それより進もうか」
僕たちはまた進みだした。またと言っても今度は影の中ではなくちゃんと足で走った。
「後20㎞」僕は彼に言うと、彼は不機嫌そうにいてきた。「それは僕もわかるから」僕はイラついたが、理由は分かっていたので何も言わなかった。
ガーネさんたちは気づいていないといいけど…

ガーネさんの方では…
「また逃げやがった!」お父さんが完全にカンカンだった。
ガーネさんは困っていた。「いったいなぜそこまで行きたがるのですか…死ぬかもしれないのに…」
ガーネさんはうつむいたまま何かをぶつぶつとつぶやいていた。すると、急に彼女は倒れた。
「!?」お父さんが駆け寄ると、彼女は顔色を悪くしていた。「どうしたのだ!」お父さんは何かの光る青い球を彼女の額に当てると、目を丸くした。「なぜ…魔量が切れているのだ…」お父さんは顔をしかめた。「いったい何をしたのだ!」
ガーネさんは一言一言ゆっくりと答えた。「転…移…魔…法…を…使おうと…しまし…た…」お父さんはそれを聞き、大声で叫んだ。「何ていうことだ!転移魔法は古代魔法で大量の魔量が必要だ、この世界にも転移魔法を使えた人は4人しかいないのだ。その中でも転移魔法を使いその後たたけたのはたった一人だ。他の3人は転移魔法を使っただけで力尽きたのだぞ。そのたった一人こそこの世の神なのだぞ。とりあえず休憩室で休めばいい」ガーネさんは1人の兵士に運ばれ、休憩室のベッドまで持って行ってもらった。
「あいつはどこ行ったのだ…」お父さんは頭を回した。「まさか…」少し前に僕が何をしようとしていたのかを思い出し、彼は敵の襲撃のある北の方ヘ走り出そうとした。
そこへ、ある人が気た。「どうしましたか」その正体こそ僕と?僕のクローンだった。説明しよう。僕はお父さんが気づくことはもう知っていた。なので、僕のクローンを一体作り、僕のクローンのクローンを1人って残しておいた。何か怪しまない限り探しに来ることはないだろう。僕はそう考えた。時間稼ぎにはもってこいの考えだ。
「は?」お父さんは完全に頭がくるっていた。