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今度は隼人と争い続けた。しかも今度は船の中で。
「お前はよくやるな」デリルガは楽しんでいた。「貴様こそ」2人とも楽しんでいた。

その外では大騒ぎだった。
「いったい何が起きているのだ!」おお慌てで操縦をしていた。
「船長、わかりません!この箱の中に何かあるのかもしれません!」一人が船長に叫んだ。
「絶対にあけるな!何が起きるかわからない」歯を食いしばりながら船長が大声で言った。
が、船長は知らなかった。もう穴があるということを。そこからいつでも出れるということを。

「おら!」デリルガは隼人を殴った。「グッ!」空高く吹っ飛んで行った。ちょうど穴に入ったが、もしも穴がなかったら突き破っていただろう。
「「それじゃあ少し本気を出すか」」2人は全く同じことを放ち、お互いに突っ込んだ。隼人は小さな空気の粒を蹴った。完全に人間という場を超えている。
2人ともこぶしを作り、殴りこんだ。が、どちらも相手のこぶしを殴った。
その衝撃で船はまるで津波があったかのように揺れ、海には穴ができた。
「いったい何が起きているのだ!」船長はもう操縦が精いっぱいだった。
デリルガは空中を走っていった。隼人は水の上を走って追った。
今海の上には人間の実力をはるかに超えている人間なのかわからない人間が不可能と言われたことを行っていた。
「おら!」デリルガは空気を投げた。完全におかしい。やっと波が緩やかになり、操縦が楽になった船長とほかのものは2人が戦うところを固まって釘付けになっていた。
「船長、彼らは人間なのでしょうか」その質問には船長も答えることができなかった。「さあ、人間かもしれないし人間じゃないかもしれない。だがわかることは…とにかくここから逃げるぞ」船の方向を変え、デリルガ、隼人から逃げていった。
「ここにいたら多分おぼれ死ぬか殺される。命がないと思えばいい」船長は震える手で操縦を続けた。「無効に伝えろ、荷物は少し遅れると」そのまま遠回りをして港まで荷物を運ぶことにした。
デリルガは水中に突っ込んだ。その後ろを隼人がおった。もうデリルガは本当の目的を忘れているといってもおかしくないかもしれない。「ブクブクブクブク」2人とも何かを言おうとしたが水中なので話すことができなかった。
少しするとさすがに2人とも息切れ始めた。
どっちが先に息切れるかだ! 2人とも同じことを考えた。「ブクブクブクお前は俺よりも前に終わる」デリルガは自信満々で言った。
言葉に放っていないが、似たやつ同士のカンなのだろうか。隼人はデリルガがいったい何を言っているのかが分かった。
ブクブクお前もな」2人は水中の中で戦い続けた。「ブクブクブク俺が本気というものを見せてやろう」デリルガが水を吸い込んだ。
後ろ向きに水をぶっぱなすと、隼人めがけて猛スピードで突っ込んでいった。今は水中だ。普通よりは隼人も動けない。だから反応速度は速かった。
でも体はいつもより遅く動いた。「終わりだ」にやりと笑い、手刀を首めがけてふった。
手刀は水も切り、隼人の首も切り取った。「これで終わりか」でりるがはさっと隼人の頭をとり、そのまま立ち去った。

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