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出への道は、埋められたのだ。
僕は壁を掘ろうとしたが、全く惚れなかった。
0ではなかったが、100になるのは結構時間がかかるだろう。
僕は考えると、いいことを思いついた。「それじゃああれを使えばどうかな?」
僕は壁を思いっきり殴った。その壁からはがれた物は石の壁だった。
それを思いっきり土の壁にぶつけてみると、地響きが起こった。
「おい」彼は僕を見てきた。「壁を逆に硬くしてどうする」壁を見てみたが、ちょっと平べったくなったかもしれない。
「もっとい方法を考えよう」そういうと、彼は天井をぶんなぐった。
天井を支えていた石が崩れ落ちて、天井がどんどん崩れ落ちてきた。
僕は慌ててその場をよけると、崩れ落ちてくる天井を眺めていた。
どうやら彼は重力を利用したらしい。だが、今度はもっと分厚くなってしまった。
「ま、出れるからいいんじゃない?」彼はふかふかになった壁を掘り進んだ。
その後は結構スムーズに進んだ。壁を掘り進んでいると、光が空から舞い降りてきた。
そこから普通に出ると、そこは使われていない花壇だった。
「終わったよ、これからはどうするの?」彼は誰かに話していた。
何も反応はない。
「見ているのは知ってるよ、どこからかはわからないけど」
それから数秒経つと、校長が現れた。「やっぱり君たちが2番目になるか、よよくやったね」
それを聞き、僕たちは言葉を漏らした。「2番目?」すると、校長の後ろから一人の男子が現れた。
「僕のことだよ」そこにいたのはあの運動ダメダメな天才だった。
僕たちよりは頭がよさそうで、僕たちが鬼ごっこみたいなものをしていた時に一歩も動かず僕たちを捕まえた人だ。
「やっぱりそうだったと思ったよ」自分が1位ではなかったと分かっても普通に冷静だった。
というか、彼はこれを全てお見通しだったかのような言い方だった。
「どういうこと?」いったい何が起こっているのか僕にはわからなかった。
彼は長い説明を始めた。「彼はまず、あの穴を通っていない」それを聞いたとき、すべてが分かった。
彼は初めから僕たちが通った方向を通っていなかったのだ。
彼は僕が入ってきた方向から出ていったのだった。
僕が入ってきた方向は中側からは開かず、外側から開くようになっていた。
だから、僕が開けた時に何かを差し込んで、閉めなかった。
そこから普通に出ればよかったのだった。
他の人は下で暴れていた女の子に気を取られていて、一切気付かなかった。
「まあ、本来なら君が一番初めに出てきた、ということになるけど、また戻ったから違うね」僕は少し目をそらした。
「ま、というわけでゲームは終わりだ。これからは君たちだけが参加できる。本当は二人にするつもりだったけど、全員が同時に現れたから4人にしよう」
今までのへんてこな奴はただの遊びだったと彼は告げた。
「今から君たちにはこの僕からこれを盗み取ってもらう」彼の手には宝石があった。
その宝石はまさに僕からとられた宝石があった。やはり彼がとっていたのだった。
「そんなの簡単だろ」脳筋が一直線に取ろうとしたが、きれいによけられた。
普通に取るだけ、というわけにはいきそうにない。
「さてと、君たちだけが行うゲームだ。今は5万ポイント上げることができるけど、もしも宝石をゲットすればその2倍、とれなければその2割をもらえる。参加するか?」
2倍という言葉にほぼ全員(4人)が引き寄せられた。
「「「「勿論参加」」」」

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