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この町が…危険だ。 僕は走りながら思った。「???」後ろではまったく意味の分かっていないサキノさんが呆然と立っていた。しかし、僕は気にしなかった。
「ちょっとうろちょろしてて」そう言い残し、僕は走り出した。「は、はい…?」彼女は首をかしげながらも歩いて行った。そのころには僕はもう遠くへ行っていた。
「見つけた!」僕はなぜかつられていった。ある場所についた。そこには何か黒い塊がある。シャドウボ―ルにも見えるが、違う。もしもそうなら今頃大爆発を起こしているだろう。ということはこれは僕がまだ知らないものか? 僕は考えながらも迷わずその黒い球の中へ突っ込んだ。「ッ…」しかし、考えていなかったこともある。その先に何があるかだ。気が付くと真っ暗な世界にいた。周りには何もなく、黒い世界が続いている。ブラックホールの中にいてもおかしくないが、感触が違う。ブラックホールの中には透明な地面がある。それを歩き回り、移動していた。しかし、この世界は地面がない。だからずっと落ちている感じだ。重力が少し落ちているのか落ちるときに感じる感触はない。しかし、ッ副をみっれば落ちていることがわかる。というか空気がない…「え…?」僕はあることに気が付いた。僕は今空気のない世界にいる。ブラックホールならそうだ。しかし、この世界では普通に息をすることができる。それはおかしい。風圧を感じないということは僕と同じように空気が下へ落ちているのか、ほかに僕の知らない方法を使っているとしかわからない。だが、手を振ってもッ風圧を感じないため、手には空気が触れていない。というか体全体がそうだ。どこもかしこも空気を感じない。そのため、僕が考えることのできることはただ一つ、空気が僕の体内に直接送られているということだ。おかしいかもshしれない。しかし、魔法の世界では何が起きたとしてもあり得る。空中を飛んでいる?風の魔法を使っているのだろう。葉っぱの建物がある?それなら葉の魔法に存在する。地面が盛り上がっている?それなら土の魔法がある。台風を感じ取れない場所から台風が発生した?そんなもの信じるな。風の魔法を利用すれば簡単だ。ただ、たくさんの魔力を使うだけだ。だから体の中に直接空気が送られているのなら風の魔法を使える。しかもクローンがいるとすれば僕たちの持つ影の魔法を使えばいい。日が起きない場所で火事が起きた?それは自然現象でも説明がつくが、日の魔法で簡単に起こすことができる。小さな魔法しか使えない人でも燃えるものがたくさんあればそれを少しもやせ、あとは燃え移るのを見届けるだけだ。
だから、何が起きたとしても魔法の可能性があるということだ。たとえ人が急に死んだとしても、水の魔法で体の中の血液をいじくりまわせば殺すことなどたやすい。それは非常に気持ち悪いが、戦争ではよく使われる。なので、僕たちは自分のシャドウクリエイターを工夫し、そういう魔法から抵抗できるように変えた。いろいろな方法で守る方法などあるのだ。今の僕でもお父さんが土の魔法を使っているのか葉の魔法を使えるのかがわからない。今まで聞いたことがあるヒットたちはすべて知らないと言っていた。すべてこっそりと行っているらしい。知っているとしても王しかいないし、聞く耳も持ってくれないかもしれない。もしも持ってくれるとしても僕が聞きにくい。話を戻すが、僕はあることが分かった。これをできるのはたった一人だけだ。
信じることができない。だが… 僕は小声でつぶやいた。低めの声で。
自分自身だ…

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