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悪者だった自分を笑顔にしたいと思えるようになるまで【ポジウィル体験談】

「なんでこんな風になっちゃったんだろう」


30代独身。契約社員。転職2回。
引っ切り無しにかかってくる電話。
毎日のように残業しても終わらない仕事。
人影もまばらになったオフィスでため息をつくと、ふとそんな考えが頭をよぎる。

初めての転職以降、ずっとこの気持ちを抱えていた。
自ら選択してきた結果のはずなのに、いつもどこかで納得できていない自分がいた。

「こんなはずじゃなかった」
「でも、じゃあ自分はどうしたいんだろう」

3回目の転職という言葉が頭に浮かびつつ、自分はどうにも身動きが取れずにいた。

POSIWILL CAREERを受講するまで

まずは自分の経歴から。
大卒(理系)→不動産営業(正社員)→アパレル販売(派遣)→会計事務(契約)

見ての通り、一貫性のない経歴に自分は自信が持てなかった。
現職は上司も同僚もみな優しい方ばかりだし、契約社員とはいえ大手企業で安定しているし、正社員登用実績も多い。
それなのにまた転職したいだなんて、自分がおかしいのかな、と思っていた。

また、仕事とは別に、家族との関係がうまくいっておらず、「本当にこれでいいんだろうか」と感じていた。

仕事のことも家族のことも誰かに相談したい気持ちはあったものの、
転職サービスは人を紹介することで利益を得ているビジネスなので、「自分がどうしたいかわからない」を相談する場所ではないと現職への転職時に実感していたし、
家族のことを友人に話しても、具体的な解決に導ける訳ではないし、自分の大切な人たちに楽しくない話をして苦しい思いをさせるのは申し訳ないな、と思っていた。
けれど、もう一人で抱えるのは厳しいな、とも思っていた。

ちなみに転職サービスについて、どうしたいかわからない=転職を迷っている=今すぐ利益にならない求職者にまで付き合う必要はない、と個人的には思っています。
それが良いか悪いかという感情論は別として、ビジネスである以上、利益を上げなければならないし、迷っている人に付き合わなくても他に転職したい人はごまんといるので。

そんな時にPOSIWILL CAREERを紹介する記事と出会った。

抱えきれない気持ちをどこかに吐き出したい、
ただ誰かに「こんな人間もいるんだ」と知ってほしい、
そしてできれば、このモヤモヤを解消したい。

藁にもすがる思いで、トレーニングの申し込みをした。

自分と向き合い続けた受講期間


担当してくれたのは、りかさん
ずっと「良い子でいなければ」と、自分自身に呪いをかけていたという過去が自分と重なり、実はトレーニング前から親近感が湧いていた。
怒ることができない部分まで同じだった😂

どんな時も自分を否定せず、自分以上に、そして実の家族以上に自分のことを信じて伴走してくれた。
特に印象に残っているワークを紹介させてほしい。

「なんでそんなに自分が悪者なんでしょうね?」


自分は以前から変に自責癖が強かった。
自分の大切なものや価値観を否定されて一瞬ムッとしても「自分が間違ってるんだな、こんなことを大切に思う自分がおかしいんだな」と、最終的には本気で思ってしまっていた。

そんな自分の話を聞く中で、りかさんが上記の問いを投げかけてくれた。
本当に衝撃だった。自分では悪者なんてつもりは一切なかった。
けれど、急に視界が開けたような、閉ざされていた道が現れたような感覚になった。

はじめは単に処世術として、波風立てないためにやっていますと話していたのだが、それにしては度が過ぎている。
深堀りしていく中で、相手を否定することに過度な恐怖心を持っていることが分かった。

大切な人を傷つけてはいけないという呪い

①親の離婚
自分の父は、自分からすると何の前触れもなく、本当に突然家からいなくなった。
父との思い出は本当に少ししかないが、父と過ごした時間を思い出すと温かい気持ちになるし、
父が一度だけ本気で諭してくれたことを、今でも人生の教訓として守っている。

そんな大好きだった父の荷物が、ある日帰宅するとすべてなくなっていた。
幼かった自分は唐突に「ああ、うちの親は『離婚』というのをしたんだ。これからは親に迷惑をかけないよう、良い子でいなきゃいけない、間違ったことはしちゃいけないんだ。」と悟った。

ちなみに中学に上がるまで、離婚した事実を誰の口からも聞くことはなかったし、離婚の理由に至っては社会人になるまで聞けなかった。
もし離婚の理由が自分だったらどうしよう、自分のせいで家族が壊れてしまったのかもしれない、そうだったら自分は捨てられるかもしれない、居場所がなくなるかもしれないと怖くて聞けなかったのだ。(実際の理由は違いました🙏)

②組織を崩壊させた過去
自分は高校時代、全国大会を目指して部をまとめ、練習計画の立案や練習の指揮を執っていた。
当時はまだまだ熱血な体育会系の指導法が主流で、自分も頑張れば頑張るほど、長時間練習すればするほど、上に行けると思っていた。
それが正解だと思っていたし、みんなもそう思っていると妄信していた。
そうして厳しい練習を重ねた結果、自分達の代で歴代最高成績を収めた。

だが、厳しいだけの練習の代償は大きかった。
1年で10名近く退部者を出し、保護者の方からも練習が厳しぎて子どもがツラいと言っている、親としてももう行かせたくないとご意見をいただいたこともある。
極めつけは一番の仲間だと思っていた同級生達が、引退後に「二度と部活にかかわりたくない」と言っていたのだ。
同じ夢を目指したはずの仲間が、実は全くついてきていなかった、というのは大変にショックだった。

あとから思えば、当時の部の雰囲気は最悪でした。
完全なる組織崩壊。
みんな嫌々部活に参加し、やらないと怒られるから練習に向かう。
練習方法について意見したところで責任者(=自分)は聞く耳持たないし、ただ言うこと聞いてるほうが楽だわ、という空気でした。
実際にみんなが出してくれた意見について、自分の無知と妄信ゆえに却下してしまったこともたくさんあります。
自分が「みんなのために」と思ってやっていたことは、実は大切なみんなを傷つけていたのです。

その後、高校の部活とは全く逆の、みんなから意見を募って作り上げていく組織に参加して自分自身がとても救われたことや、組織の作り方について学んでいくにつれ、自分が間違っていたせいで高校時代、大切なみんなを傷つけてしまった、という気持ちが強くなっていった。

これらの経験から、「自分が間違っている・自分が悪いのだから、自分の考えは否定されて当然である」「間違っている自分が誰かを否定し、傷つけることは許されない」と、無意識に極端な考えをするようになったように思う。
そう思うことで、父が出て行ったショックや、大切な人たちを傷つけたショックを和らげようとしたのだろう。

なぜなら、全て自分が悪いことにすれば、
自分さえ正しい行動をしていたら、父は出て行かなかったかもしれない」
「みんなともっと良い関係を築き、今でも笑って最高の部活だったと語り合えたかもしれない」と、
『こうあってほしかった』という妄想に浸っていられるからだ。
相手にも悪いところはあった、と否定すれば、すでに起きてしまった、変えることのできないツラい過去や現実と向き合わなければいけなくなる。

否定する恐怖=過去・現実と向き合う恐怖への対策


この否定することへの恐怖に対して効果的だったのが、モヤモヤとそれに対する感情を書き出し、最終的には、これからの自分がもう少し楽に生きるために何ができるかを考える課題だ。

この課題を繰り返し行うことで

  • 実際に起こっている・起きた問題

  • その問題に対する自分の感情

  • 問題に対して今後どう行動するか

これらをある程度切り離して考えられるようになった。

正直、否定すること自体はまだ苦手だし、「否定してしまった」と思うと動悸がするし、変な緊張で汗が噴き出てくるのは変わっていない。

けれど、以前はそのまま負の感情のスパイラルに陥り、なんであんなことを言ってしまったんだろう、もうお終いだ、こんな風にうまくできない自分なんて価値がない、とすべてが嫌になってしまうことも多かったのが、
今は一度深呼吸したうえで、

  • 自分は今、否定したことに動揺している

  • けれど相手の求めていることは会社のルールに反しているし、これを許せばいつか会社の不利益になる可能性がある

  • ただ、相手の主張に共感できる部分もあるし、現状を改善するにはどうしたら良いだろう

など、落ち着いて考えられることが増えた。

これは、プロのトレーナーさんがマンツーマンで徹底的に自分と、自分の思考に向き合ってくれたからこそ得られた変化だと思う。

自分のやりたいことを叶えるための転職

この思考の変化によって、自分の経歴や、再度転職したいという気持ちにも納得することができた。

自分の「できること・求められること・やりたいこと」はそれぞれ違っていて、自分はその時々で当時の自分に取れる最善の選択をして、その後の選択肢ができるだけ減らないようにしてきたんだ、と整理することができた。

正直、今の自分から見れば、知識や経験不足でもったいない選択をしているなという部分も多々あるのだが、
当時の環境でよく頑張ったな、社会の荒波に揉まれながらなんとか戦ってきたんだな、よくやってきたな自分、と思えるようになった。

また、再度転職したいという気持ちについても、
これまでは少ない選択肢の中から、なんとかできること・求められることを選んでやりたいことが後回しになっていたのが、
今回はまずやりたいことがあって、それを叶えるために必要なことを考えることができた。

これまでと違う、自分の可能性を広げるかのような転職に、自分はとてもワクワクしている。

POSIWILL CAREER卒業後の現在

ここまで書いてきてなんだが、実は自分がPOSIWILL CAREERを卒業したのは約1年前である😂
卒業時にnoteを書こうかなと思ったものの、転職活動や退職時の引継ぎで時間が取れずそのままになってしまっていた。
お察しの通り、ここまでで「現職」と書いていたのは前職のことだ。

1年経って改めて、やはりトレーニングで得たことをまとめておきたいと思ったことと、自分の変化を記録しておきたいと思い、この画面と向き合っている。

やりたいことのために何ができるか、求められることに対して何が提供できるかを考えられるようになったことで、今は希望していた職種・環境で働いている。

・・・。

なんて書いておきながら、実は約1年で再度転職を検討中である🤣🤣🤣
入社1年未満の自分にも意見を求めてくれて、その意見を組み込んだうえで業務改善していこうとする今の職場は本当にありがたく、求めていた環境ではあるのだが、
事前に聞いていた条件と異なる部分があり、その部分が自分としてもどうしても譲れない部分だったのだ。
しかし、その条件が通るかは電話確認しただけで、書面に残していなかった。完全に自分のミス😇

ただ、昨年抱えていたような転職に対する不安はほとんどなく、つまづきながら、間違いながらでも、自分が納得できる人生を歩んでいこうと思う

POSIWILL CAREER受講を検討されている方へ


まず初めに、POSIWILL CAREERの受講料は決して安くない。
また、受講しただけで必ず問題が解決する・人生が良くなる、というものでもないと思う。

それでも、1~2か月ほどの受講期間中、マンツーマンで自分と向き合ってくれるトレーナーさんのお給料を払うと考えれば妥当な金額だな、と自分は思ったし、
モヤモヤをどうにかしたいと本気で相談する人には、トレーナーさんは必ず本気で応えてくれて、自分以上に自分のことを思い、可能性を信じてくれる。

自分以上に自分のことを思ってくれる人というのは、お金を払ったところでそうそう現れるものではない。
これだけでも受講する価値はあるかな、と個人的には思う。

少しでも興味がある方、モヤモヤを抱えてどうすれば良いかわからないという方は、まず無料カウンセリングを受けてみてほしい。

最後に


今回改めてトレーニングを振り返り、自分の思考の変化や、卒業後すぐには気づかなかった思考の理由に気づくことができました。

自分は受講前から思考を深掘りし、『悩むことが癖』みたいな部分があったので、今後の人生も悩みが尽きることは決してないだろうと思いますが、
深掘りする癖が自分の強みであるとわかったこと、
悩み方が変わって感情に振り回されることが減ったことは、自分の人生において本当に大きな宝になったと感じています。

これもひとえに自分以上に自分のことを信じ続けてくれた、りかさんのおかけです。
本当に本当にありがとうございました。

これまで起きたツラいことも苦しいことも、大切な自分の一部です。
これからはそんな経験をしてきた自分だからこそ、周りの人と、そして何より自分を大事にして、みんなで笑顔でなれるように生きていきたいと思います。

ここまで超長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!
これを読んでくれた皆さんの人生も、笑顔溢れる人生になるよう願っております💐

2022.11.21 JOE

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