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人は変われる!

今まで自分はどことなく「自由」ではないと感じていました。そんな自分に「自由」とは何か?「幸せ」とは何かを教えてくれたアドラー(哲学者)の嫌われる勇気に関して自分なりにまとめてみようと思います。アドラーから学んだことを実践するために。

人は過去に何があったとしても変われる!

ある人はこう言います。「私は、いじめられていたから引きこもりになったのです」。この主張は過去のいじめられたという原因に対して、現状があるという原因論です。しかし、アドラーは、あえて引きこもっていると言います。
図を使って考えていきましょう。

上の画像のように過去の出来事に対して複数の目的があり、そこが現状に繋がっています。先ほどの例で言うと、過去の出来事(いじめられていた)があり、それに対して、目的(引きこもることで親の注目を集めて、親に心配してもらうことで丁重に扱って欲しい)があり、現状(引きこもっている)という形になります。しかし、この目的を「過去のいじめられた経験を生かしてカウンセラーになる」という目的に変更することで現状は変わるはずです。これがアドラーの言う「目的論」です。
そして、人が変われないのは、変わる「勇気」がないからとも言っています。

全ての悩みは「対人関係の悩み」である!

アドラーは全ての悩みは「対人関係の悩み」と言い切っています。しかし、ある人はこう言います。「私は、対人関係に悩んでいるのではなく自分の身長に悩んでいるのです」
これも結局は対人関係に行き着くのです。この人は、おそらく身長が低いことで「彼女ができない」や「人前で自信を持てない」と悩んでいるのです。この人はきっと彼女ができたり、表彰されたりしたら身長の悩みなど忘れているはずです。

劣等コンプレックスと優越コンプレックス

「結局、対人関係の悩みだったからどうした?私は悩んでいるんだ!」と思うと思います。これに対してアドラーは「何が与えられているのではなく、与えられたものをどう使うか」と言っています。自分の持っているものの価値を決めるのは全て自分なのです。身長も低い身長だからモテないわけではないです。低いが故に女性は萎縮せずに話しやすかったりします。このようにどのように意味づけを施すかによって価値が決まります。
これは、原因(身長が低いなど)を理由にして行動しない目的(女性に嫌われるのを恐れて声をかけたくない)を実現している「劣等コンプレックス」です。

これとは反対に「優越コンプレックス」と言うものがあります。これは、自分が与えられたものを受け入れて、「勇気」を持って行動することです。先ほどの例で言うと、原因(身長が低いなど)があるから目的(多くの女性に声をかけて仲良くなって彼女を作る)という行動になります。これは、努力をして成長しているので良いとされています。

自慢に関して

自慢する人に関して書かれているけど、いまいち理解できなかったので割愛。

他人と競争する生き方から離れよう

一緒に切磋琢磨する相手が「仲間」であれば良いが、多くの場合、敵になるとアドラーは言っています。競争が人同士を敵にするのは、競争の先にあるのが勝者と敗者だからです。勝ち負けができることで上で説明した「劣等コンプレックス」と「優越コンプレックス」が出てきます。そうなると、常に他人を意識して、勝ったとしても負けないように常に緊張して過ごさないといけなくなります。そして、他者の幸福を「自分の負け」だと捉え、祝福できなくなってしまいます。
そのように他者を競争して他者を「敵」とみなすのではなく、他者の幸福を祝福し、他者が幸せになるように貢献し、その人が困難に陥ったら助けるような「仲間」になった方が世界が美しくなり、「幸せ」になります。

今日はこんなとこで終了〜

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