見出し画像

伐倒方向の違い

どうも、小倉丈一郎です!

2021年4月に新潟から奈良へ
移住して「きこり」やってます!

新潟で林業家として独立するために
奈良の森庄銘木産業で林業を学んでいます。

森庄オンラインショップ↓
林業家が選ぶオンラインセレクトショップ
MORITO


【伐倒方向の判断】

伐倒方向は立木の重心や隣接木との関係、
地形の状況などによって判断されます。

伐倒後の造材、搬出作業が行いやすい
方向と場所に伐倒することが基本です。

また、大前提としてかかり木になりにくい
方向を選ぶことは必須です。

かかり木とは伐倒木が隣接木等に引っかかり
地面まで倒れずに止まっている状態の
ことを言います。


【上方、下方伐倒】

ウインチなどで牽引して伐倒する時以外は
上方か下方伐倒を選択することが多いです。

上方伐倒は重力に逆らった切り方で
伐倒作業の中では最も技術と労力を
必要とします。

それに比べて下方伐倒は重心方向そのもの
となることが多いので倒すのが
容易になります。

しかし、伐倒スピードが極めて早くなるため
杉などの柔らかい素材は折れたり、ヒビが
入って損傷が起こりやすくなります。


【横方向】

斜面での横方向への伐倒は上下伐倒に比べて
木の重心が伐倒方向に対して横にあることが
多いので切り方に工夫が必要です。

また、伐倒後は枝によって斜面方向への
木の回転が止まっている場合があるので
枝払いをする際は特に注意が
必要になります。


一本一本その場の状況によって
最適な伐倒方向の見極めを行って
安全で確実な伐倒作業を心がけていきます。

山からは以上でーす!
またあした!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?