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シャロンベイ(CHALONG BAY)蒸留所

2022年7月から更に気軽に行けるようになったタイ。
来たのはプーケット、マレーシアからLCCのAir Asiaで往復2万円くらい。
コロナ前に比べると2倍弱の値段らしい。
ホテルは1泊9000円くらい。
目的はChalong Bayラム蒸留所の見学とテイスティング。
ツアーはwebで予約出来ますが予約しなくてもすんなり案内してくれます。
(別のカクテル作りをしたいのであれば予約した方が良いと思います。)
予約してるよと伝えても17:00からなら空いてるよ、とのこと。
いや17:00から予約してるから、だいぶ適当やな。笑

アグリコールラム、端的に言うとクラフトラムを製造している蒸留所です。
参加したのは17:00PMのほぼ最終、1700円でモヒート付きツアー。
このモヒートがかなり美味しい。
シャロンベイのホワイトラムはコクの奥深さがあるので割材に全く負けずサトウキビがしっかりと主張します。
もちろんクラッシュドアイスなので溶けやすく味の移ろいも楽しめます。

製造工程は撮影禁止。
蒸留所見学ガイドは既にベロ酔いでそこまで歴史掘り下げるの?と感じたくらい酔っ払いに乗じた30分に渡るマシンガントーク。
蒸溜のエネルギー源は薪による直火、ウイスキーで言うところの静岡蒸留所のフォーサイス社蒸留機Wと同じ加熱手法。
ガイド言わく薪の直火の方が温度コントロールしやすいと言っていたので、ガス燃焼によるスチームの間接加熱の方がコントロールしやすいのでは?と質問すると薪の方がコントロールしやすいとのこと。
まじか。笑
連続式蒸留機の各部屋のフィルターはなかなか凝った作りになっていて今まで見た事のあるモノとは違っていました。
オーナーはフランス人女性、蒸留機はフランス製。
24歳の時にタイを訪れ、サトウキビを2年間探し回りここに行き着いたとのこと。(サトウキビはここにも植えられているがメインは本土)
26歳でどうやって資金を調達したのかは謎、ガイド言わく超頑張ったらしい、そりゃそうだよ。笑
ガイド途中で蒸留したてのABV70%のホワイトラムを試飲させてもらいましたが、香りがサトウキビの穀物感全開。
ホワイトラムにおいて雑味も旨味も香りもここまで強調させることが出来るのかと感動させられました。
恐らくこれが直火蒸留の狙いで、非常に力強いコクを生んでいるのだと思います。
ちなみにモヒートの入っているグラスにABV70%のホワイトラムをドバドバ注ぐので、グラスが空になっているとめちゃくちゃ注がれます。
モヒートが残っていてもそこに追加でドバドバ注がれます。
ツアー後はオリジナルラム1種、フレーバーラム6種(スパイス9種、レモングラス、シナモン、タイスイートバジル、カフェライム、ライム)とジン1種の飲み比べ。

↑今回のガイド

この飲み比べも1700円のツアー内料金に含まれるので激安。
フレーバーラムは人によって好みが分かれます。
私はオリジナルとカフェライムとレモングラスが気に入ったのでボトルを買いました。
オリジナルは700mlで2500円、フレーバーラムは小さめの330mlで2200円。
オリジナルは1000mlボトルもあります、3000円くらいだったかな。

ラムにしては高めですが、これだけ美味しくてこの値段は非常に安い。
今までは沖縄のイエラムがtheアグリコールラムと認識していましたが、それを上回る香りとコクの深さでした。
私はクセの強いお酒が好きなのでイエラムよりシャロンベイの方が好みですがこのあたりは個人差が出ると思います。
この蒸留所見学とホテルのプールでダラダラする為だけにプーケットに来ましたが来て良かったです。

翌々週に日本に一時帰国するので家族への土産。

帰りのプーケット空港でなぜかラフロイグのカスクストレングスbatch14が売っていたのでこれも買って帰りました。
batch12と似た雰囲気で甘くて美味しかったです。

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