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Octomore dialogos 10年 2018 Third Limited Edition (167 ppm, ABV 56.8%)

ご存知heavily peated whisky。
2018年に12000本がリリース。
10年としては3rd editionで位置付けは9シリーズ。
構成原酒が期待大。
・Full-Term Maturation in 1st-Fill Port Pipes 37%,
・1st-Fill Cognac barrels 31%,
・2nd-Fill Ex-American Whisky Barrels 20%,
・3 years in 1st-fill Ex-American barrels + 2 years in Virgin-Oak + 6 years in Ex-American whisky barrels 12%

ノンチルノンカラでこの色なのでポートワインとコニャックが非常に効いていると予想される。
香りは167ppmの割に暖かみのあるピート、Ardbeg系の柑橘、洋梨と青リンゴ、紅茶もあるし非常に甘くキャンディーのよう。
口当たりはスムーズでハチミツの甘さがグッときますがその直後口の中で灰色系というかバーベキュー系の鼻を突き抜けるピートが大爆発、燃えるような嫌味の無いスパイスに焦げたリンゴ、余韻にかけてはダークベリー、塩がにょろっと。
フィニッシュは長くピートが徐々にフェードアウトしていく。

加水すると香りは更に柑橘が強まり暖かみのあるピートがキレのあるドライなピートに変化し弱まる。
味わいは甘味がとんでもないくらい増して爆発していたピートが幻かと思うくらい穏やかになる。
余韻は似たような感じ。
とにもかくにも驚く程甘くなる。
すごい。


ロックにすると香りは柑橘すら消えかけてしまい、ほんのり甘いダークベリーが残る。
味わいは甘味が消えてしまいウッディでスパイシーさが出てくる。
言わゆる一般的なピーティなアイラウイスキーのロックになるのでOctomoreに期待する面白みは無い。

これはストレートで爆発を楽しんで最後に加水してじっくり味わうのに適したウイスキーだと思います。
さすがOctomore、素晴らしいウイスキーです。

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