見出し画像

おい、マスク顎かけ人間。聞いているのか?

 はい、聞いてますよええ私です私ですとも。

 弁解の余地もない。どうしてマスクを顎にかけてしまうのか。私は私を許せない。顎にかけるくらいならつけるんじゃないって、何度言い聞かせたら分かるんだ。

 なぜか顎にかけてしまう。しかも、それでマスクをつけている気になって満足している。コロナが5類に移行し、医療機関を除いてマスクをつける人もだいぶ減ってきた。そんな中での顎マスクは、ただの自己満スタイルである。

 職場はいまだにマスク着用の環境で、外に出るとマスクの人の少なさに驚く。だが私は職場でも外でも顎マスクだ。ノーマスクよりも全然良くない。顎マスクするくらいだったらつけるなという話で、私だって承知している。でもやってしまうのだ!

 原因は何だろうと考え、ひょっとして眼鏡ではないかと思い至った。

 平常は眼鏡を着用している。異常があるのかと聞かれると、粛々と割愛したい。

 マスクをつけていると、眼鏡が曇る。曇り止めだの曇らない眼鏡だの技術進化したツールは持ち合わせていない。結果、視界のぼやけ具合が嫌になって顎マスクをしているのではないか。だとしたら答えは明白だ。曇り止め買えよ!曇らない眼鏡買ってこいよ!

 今まで気づいていないフリをしていた。そうはいってもマスクをちゃんとつけているじゃないかと開き直っていた。だが、2020年はもう4年前なのだ。

 改めて意識したのは、先日京都に日帰り旅行へ行ったときだ。四条から河原町周辺を行き来していて、本当にノーマスクの人ばかりだった。逆にマスクをつけている方が真面目というか、「暑いのにマスクまでつけて大変ね」と言われてしまいそうだ。

 でも、マスクをつけていようがつけていまいが、どちらかならまだ良い。私は残念ながら自己満顎マスク人間である。

 ある意味、京都に行ったのは戒めの念を抱くきっかけになったかもしれない。何より、私は恥ずかしさを覚えたのだ。マスクをつけてもつけなくても口うるさく言われなくなった現状で、意味のない着用方法で大通りを闊歩する自分がアホの極みだった。

 今週の目標。職場でも外でも顎マスクをしない。だいたい2週間くらいしたら慣れるはずだ。顎を隠すくらいなら、無恥を隠した方が良い。

 画像は京都から帰る途中、後続車両を待つため一時的に降りた福山駅。残念ながら駅構内にも顎マスク同志はいなかった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?